工事関係者全員が画像情報を共有できる
――現場ではどのような業務効率化が図られている?
犬塚さん 大きな部分では、進捗管理、品質管理、手戻りの防止、コミュニケーションの円滑化です。
特にリニューアルの現場では、限られた時間内で現地調査を行う必要があるので、撮り忘れ・撮り漏れがないように写真を撮る必要があります。360°画像は撮り漏れを防ぐことができ、さらにStructionSiteを使うことで、位置情報と時系列で整理することが出来ます。
プロジェクト関係者にアカウントを付与すれば、例えばゼネコンが撮影した画像を各協力会社さんにも共有できますし、協力会社さんが撮影したデータもクラウドに集約できます。さらに言えば、発注者や設計事務所の方もアクセスが可能です。
そのため、StructionSiteで撮影した画像を見ながら、各協力会社さんと円滑に打ち合わせができ、意思疎通や情報の共有化が極めて容易になりますし、施主や設計事務所の方と現場を巡回・巡視する際にも、指摘箇所をBIMや過去の画像からすぐに説明することができます。
カメラとスマートフォンやタブレットを用意いただき、アカウントを取得すればすぐにご利用いただける導入ハードルの低さも評価いただいているポイントです。
――経験の浅い現場監督でも、容易に利用できそうですね。
犬塚さん ええ。実際に、主に若年職員が撮影をすることが多いと聞いています。英語表記になっていますが、操作性も直感的で使いやすいUIとなっているので、ユーザーさんは抵抗なく使用していらっしゃいます。
さらに、米国では解約率も3%以下と非常に低い数値を実現していることから、長期的に顧客満足度の高いソリューションになっていると感じています。
データを有効活用した現場管理へ
――StructionSiteは、どんな現場でも効果を発揮する?
犬塚さん ええ。建築工事や設備工事はもちろん、土木工事でも橋梁からダムまで、色々なプロジェクトで利用いただいています。土建共通でBIMとの比較はよくご利用されていますし、土木現場ですと敷地が広大でかつ遮蔽物等も少ないため、まずは現地調査でVideoWalkからご利用いただくことも多いですね。
――StructionSiteの浸透で、建設現場はどう変わる?
犬塚さん 建設業界では新しいソリューションが続々と誕生し、これまで伝統的に守ってきた工程や手順がガラっと変革していくフェーズに直面しています。StructionSiteは画像の管理だけでなく、新しい機能も開発しています。例えば、AIを用いることで、乾式壁と天井ボードの施工進捗率をVideoWalkの画像から自動で算出することができる「SmartTrack」という機能が開発されました。これから日本で展開されていきます。
近い将来、データの活用をさらに進めることで、工事現場の「ムリ・ムダ・ムラ」が省かれて、今と比べて圧倒的に高い生産性で現場管理ができる世界になっていくのではと考えています。
StructionSiteは、大企業、大規模現場向けに特化した製品ではありません。中小規模でもご利用いただけるような価格帯をご用意していますので、最新の建設テックを導入いただいて、その良さを実感していただきたいと思っています。無料トライアルもご用意していますし、デモンストレーションを通して、より具体的なStructionSiteの操作方法を解説する無料ウェビナーも開催予定ですので、ぜひご参加ください!
日立ソリューションズは、今後も現場業務を変革するソリューションを提供して参りますので、ご期待ください。
※無料ウェビナーの申し込みは、コチラから。
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さすが日立って感じ