施工の神様 powered by 施工管理求人ナビ
  • 施工の神様とは?
  • 記事掲載・取材をご希望の方へ
  • キャリアを考える
  • インタビュー
  • 失敗を生かす
  • 技術を知る
  • エトセトラ
  • 資格を取る
  • 建設用語

営業から多能工まで! ワンストップで学べる”リノベ専門学校”が開校!

  • インタビュー
公開日:2020.12.14
  • シェア
  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 コメント
  • メールで共有

トップセールスマンから人事教育へ

――飛田さんのOKUTAでのご経歴から。

飛田 恭助氏(以下、飛田さん) 1997年にOKUTAに入社し、約20年間営業畑を歩み、エリアマネージャーや執行役員営業部長を歴任しました。自分で言うのも恥ずかしいですが、社内表彰にて営業職として3年連続を含む5度のMVP(年間最優秀営業)も受賞し、初代「グランドマスター」という称号もいただきました。

これはキャリアパス上にはない営業の最上位で、殿堂入りのイメージです。営業の売上、完工、利益、契約率、お客様の満足度、会社のミッションに従っているかなど総合的な能力(スキル)と功績を認めていただいたものです。

その後、営業部部長を拝命していましたが、当社の奥田イサム会長から「グランドマスターを活用した教育事業に力を入れてほしい」と2018年4月に打診をいただき、人事教育部を預かることになりました。

――人事教育部長に異動された経緯は。

飛田さん 営業部員の中でも、理論・体系立てて教えられる人もいれば、「オレの背中を見て覚えろ」という方もいて様々でした。自分はもしかしたら前者かもしれないと考え、営業部の責任者でいるよりも、広義の意味でいろんな育成や教育に携わった方に向いているのではと思いました。

もちろん、営業は会社の要ですから、そこに軸足は置きつつ、より多角的に広い視野での教育ができれば、営業部にいなくとも、営業はできると思い、奥田会長の拝命に対して「是非やらせていただきます」と回答しました。

リノベーション専門学校

リノベーション専門学校

――リノベーション専門学校の設立のキッカケは?

飛田さん 私が在籍していたOKUTAでは、メンテナンススタッフや多能工を内製化しています。そのため、作業効率は向上し、クレーム・トラブルの防止や最終的には利益のアップにつながっていました。また、OKUTAには、「OKUTAカレッジ」という充実した研修制度があり、教育・育成をしっかりやると企業の足腰が強くなることを経験上理解していました。この教育システムをさらに進化させ、より育成や訓練に特化した”リノベーション業界最高峰の教育機関”を結成しようというのがキッカケです。

職業訓練は厚生労働大臣と埼玉県から認定を受けており、営業職からリフォームアドバイザー、多能工やメンテナンス技術に特化した技術習得まで、幅広くより専門性の高いスキルを身に付け、活躍できる人材の養成を目指しています。

講演で説明する飛田代表理事

講演で説明する飛田代表理事

――こうした総合的にリノベーションを学べる専門学校はそうそうないと思いますが。

飛田さん ありそうでなかったですね。OKUTAにはしっかりとした教育スキームがあり、それを専門学校に移管した形にし、よりリノベーション業界に広めていくミッションを追っています。

営業こそ技術者という理念

――営業職では埼玉県初の職業訓練の認定を受けているが、営業人材の育成にも力点を置いたワケは?

飛田さん リノベーションは、異業種からの参入も増えています。競争が激化すれば、技術力も向上すると考えてはいますが、その途中のプロセスで怪しげな業者にお客様が捕まってしまう課題もあります。実際、そういう声も届いていました。

私は図面を描いたりする技術畑出身ではありません。しかし、各社でリフォームアドバイザーやリノベーションコンサルなど様々な呼称があるように、営業ではお客様に正しい情報を、正しく伝えることがとても大事になります。

施工管理やインテリアコーディネーターは技術者ですが、私は”営業こそ技術者”と認知しています。当初は感覚で営業をやってきましたが、途中から理論的に学び、お客様にしっかりと伝えるには感覚と理論の両輪が必要だったことに気が付きました。

OKUTAには、「営業を科学する」というスローガンがありますが、営業には根拠があり、理論立てられているものです。営業職を中心に、またそれを束ねるマネジメント職も営業力です。

――リノベーション業界は、一般的に育成が得意ではない?

飛田さん そう思います。決められたモノを決められた通りに販売する営業は、台本やマニュアルでトレーニングすれば一定の成果は残せます。例えば、大手企業は数千人もの社員を抱えていますから、このスタイルとなりますね。しかし、リノベーションは一つひとつ中身が異なりますから、営業の中でも最も難しい職種ではないでしょうか。

次のページ整理されていないリノベ業界

«123»
  • この記事をシェアする99
  • この記事をツイートする3
この記事のコメントを見る0
こちらも合わせてどうぞ!
地方銀行の再編で「建設企業が統合・合併」する公算。東京商工リサーチに直撃!
地方銀行の再編で「建設企業が統合・合併」する公算。東京商工リサーチに直撃!
建設企業の休廃業・解散は7,527件 東京商工リサーチは今年1月19日、2016年のデータとして休廃業・解散した企業数が2万9,583件と過去最多を更新したと発表した。うち建設業は7,527件で、全体の構成比25.4%に...

この記事を書いた人

長井 雄一朗
この著者の他の記事を見る
建設専門紙の記者などを経てフリーライターに。建設関連の事件・ビジネス・法規、国交省の動向などに精通。 長年、紙媒体で活躍してきたが、『施工の神様』の建設技術者を応援するという姿勢に魅せられてWeb媒体に進出開始。
営業から多能工まで! ワンストップで学べる”リノベ専門学校”が開校! 営業から多能工まで! ワンストップで学べる”リノベ専門学校”が開校!

施工の神様をフォローして
最新情報をチェック!

  • フォローする5388

現場で使える最新情報をお届けします。

  • 施工の神様
  • インタビュー
  • 営業から多能工まで! ワンストップで学べる”リノベ専門学校”が開校!

コメント(0)

コメントフォームへ

コメントする コメントをキャンセル


コメントガイドラインをお読みになった上で投稿してください。

email confirm*

post date*

あなたも施工の神様に記事を投稿してみませんか?
おすすめ記事
  • 【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞

    【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞

  • 点数稼ぎに走るのは「なんか違う」

    点数稼ぎに走るのは「なんか違う」

  • 「暗闇の先の光見て」コロナ禍の”希望のトンネル貫通写真”が心に響く

    「暗闇の先の光見て」コロナ禍の”希望のトンネル貫通写真”が心に響く

  • 「地元の人間の意地。ただ、それだけ」 家族を失ってもなお、愛する石巻の復興に命を懸けた現場監督

    「地元の人間の意地。ただ、それだけ」 家族を失ってもなお、愛する石巻の復興に命を懸けた現場監督

  • 建設業界をイヤになった主任技術者は”造園”へ急げ!

    建設業界をイヤになった主任技術者は”造園”へ急げ!

  • 人と機械はどう補完? これからの橋梁点検

    人と機械はどう補完? これからの橋梁点検

注目のコメント
  • 権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。

    「○んでくれ」「くせーんだよ」 発注者からの脅迫・暴言集【実録】
  • 公務員なんて、甘ったれのわがまま人間の巣窟。特に、バブル世代にパワハラとかするのが多い気がする。

    「○んでくれ」「くせーんだよ」 発注者からの脅迫・暴言集【実録】
  • 34℃で湿度がどれくらいか判断出来ないが今日びの38℃超え猛暑に比べればまだまし。 皆が言う体調管理なんかで対応出来る範囲を超えている。 朝一番から警戒レベルMAXが普...

    最高気温36℃の”猛暑日”。舗装工事は中止すべきか?【熱中症対策】
  • 勝手に喫煙休憩するな→即飛び蹴り シュールなコントみたいだな

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 辞めていいんじゃねーか? 下請けの奴隷ならともかく、大手ゼネコンの現場監督ならやりたい奴いくらでもいるだろw

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 若くても無能なら要らない

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • そんな無能はやめた方が現場のためだよ

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 飛び蹴りは普通に罪にならないか?

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 休憩するなら水分取るだけで充分なのにねwタバコまで吸いに行き注意されると即飛び蹴りとはヤニ中毒は危険だな

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 結局本人の申告によるものでしかないので、無理がありますよ。 すべての作業員さんにカメラつけて録画でもするならば別ですが。 公共工事にしろ民間工事にしろ、昔からすれ...

    「チェックシートで熱中症を防ごう!」 それができたら誰も苦労しない
  • 熱中症チェックシートは本当に不毛。 挙句の果てに、それを書いていても熱中症が発生したら「管理が甘かったからだ!」といってチェック項目を増やしたり、記入内容の真偽を...

    「チェックシートで熱中症を防ごう!」 それができたら誰も苦労しない
  • 建設業界のパワハラと言うよりは特定の会社の特定の上司のパワハラ。

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 返信した人の日本語もわかりません。 やり直し

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 建設業界って 何処に業界のパワハラをかいてるの? やり直し

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 所長が部下の人間性を否定するような現場がうまく回るはずがない。 現場は信頼関係で成り立っている。 現場の雰囲気は主に所長がつくりあげあてしまう。そのような管理職が...

    65歳以上と外国人は、全員”安全弱者”のヘルメットバンドをつけろ!? 納得できない話
  • この著者は神様とは思えないです まず、職人は工程を縮めたいんじゃなく無駄が嫌いなんです。それは管理者もだと思いますよ。 無駄=損害ですからね。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • スーパーゼネコンの監督とは仲良くなれないな。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • まったく現場の事を理解していない! もっと色んな事を経験して、勉強して下さい。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • 不仲は横柄で生意気ななゼネコンのセコカンが原因だと思いますけどね。 舐められない様な教育受けているので仕方ない所もありますが。 職人さんも見栄えよりも工数へらして...

    「不仲説」 現場監督と職人
  •  不仲なら発注しない、請負わない。 お互い仕事できなくなればいい。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • キャリアを考える
  • インタビュー
  • 失敗を生かす
  • 技術を知る
  • エトセトラ
  • 資格を取る
  • 建設
    用語
【PR】施工管理技士の転職に特化した求人サイト
施工の神様ロゴ
  • 施工の神様とは?
  • 原稿募集
  • 取材ライター募集
  • 運営会社
  • PR・プレスリリース
  • プライバシーポリシー
  • 広告掲載について
  • お問い合わせ
Copyright © 2025 WILLOF CONSTRUCTION, Inc. All Rights Reserved  リンクフリー
施工の神様