造成工事現場の発注担当者が怠慢で…
ある時期、ずっとイライラしていました。運悪く、ダメな発注者に当たってしまったのです。
発注者の指示に沿って成果物を作ったのに、「こうじゃないんだよな・・・」「イメージと違うよ~」「そんなこと伝えたつもりは無いし~」と、ずっと言われ続けていました。
ある造成工事現場でのことです。発注者に施工計画書を持っていったときや、設計変更の資料を持っていったときに打合せをしていると、かなりの頻度でそんな曖昧な表現をされました。修正を加えて持って行っても、またしても同じ表現ばかり。
こっちも我慢の限界で「いやいや、前回の打合せでそうおっしゃってたじゃないですか!」と答えると、発注者は「言ったけど、そういうイメージで言ってないんだよ」と繰り返すばかり。そこで、こちらが紙に手書きで「こういうことですか?」と図を描いていくと、「そうじゃなくて・・・」とか「違うんだよな~」としか言ってきません。なので、こちらが「ではどういうイメージなのか、ざっと描いていただけますか?」と聞くと、今度は「それはそっちの仕事だろうが!」の一点張り。
つまり、発注者は考えているようで、何も考えていませんでした。「こうじゃない」とか「そういうイメージじゃない」という表現自体が、とても曖昧なのです。発注者からすれば、「そっち(受注者)で全部考えろよ」と思ってるのかもしれません。が、これは発注者の怠慢です。