発注者から返ってきた信じがたい答え
発注者に提案をしたところ、答えはこうだった。
「ロングアームの採用は却下だ」
施工前の話と違う。工事用道路の撤去で、最終的に施工が困難になることは工事の計画段階からわかっていたことだ。
それを事前に確認して、施工にかかる必要な費用は支払うという条件で施工を開始したにも関わらず、あっさりとNoという答えが返ってきた。
そこで、実際に発注者を現場に呼び出し、現場の状況を見せた後に、ロングアームを使用せずに施工する方法を教えてくれと尋ねた。発注者が首をかしげたまま出した答えは、結局ミニバックホウで最低限の施工で良いという答えだった。
私たちもその通りに施工したのだが、結局大半の残土が河川の中に残ってしまう形となり、見栄えも良いものではなかった。近隣の方からは、もう少し綺麗に施工してくれと言われ、非常に胸が痛かった。何よりも私は、発注者のいい加減な返事に呆れてしまった。
全ての発注者とは言わないが、責任逃ればかりを考え、我々のような現場の人間に適当な返事をするのは絶対にやめてほしい。
工事を早く着工しなければ責任を問われるため、その場しのぎの言葉で施工を始めさせては、いざ工事が始まれば施工方法は丸投げ、さらには予算は出せません、こんなふざけたことがあるだろうか…。
現場では何が起こるか分からない。当初設計では見えていなかったとしても、現場では不測の事態が頻繁に起きるものだ。もっと現実的な施工ができるように、発注者ももう少し現場に寄り添って考えるべきではないだろうか。
「発注者に相談や提案」ではなくて「発注者と協議」すべきだったのでは?着手前の書面取り交わしは大前提。自らの失敗を棚に上げて発注者を責めるのは筋違いだと思う。
残土撤去に着手するまでに撤去方法を検討して、発注者と協議すべきでしたね。
災害復旧工事だったにしても、工事着手してから残土撤去までに、1か月はあったでしょうから…
問題提起に対して、批判する気はありませんが、なぜ予算措置ができなかったのか。発注者の怠惰だけが理由ではないと思います。ちゃんとやっていたのであれば受注者に応えたいと思う気持ちも0だとは思いません。経験上、予算措置ができないほとんどの場合は、【発注者の説明力不足】と説明根拠となる【受注者からの資料不足】です。 お互いの立場を尊重して協力することができたかもしれませんね。
打合せ簿なり協議書なりちゃんと残しておかないと。口約束で進めたのが悪い。
いるんだねなー。
土壇場になって出来ませんって言って来る監督。
このケースは、持ち出しでもロングアームを使ってでも綺麗に施工する責任があった。
交渉下手にも程がある。