図面と現地の補修箇所が合わない
施工当日、元請けが出していたシースがあると思われる箇所に予備削孔をしてみると、当たるのは鉄筋だけで、シースに当たらないことが判明。
それがほぼ全てに該当しており、予備削孔はほとんどシースに当たることはありませんでした。
2次下請けとの相談で、翌日新たにシースの位置を出し直し、再度予備削孔することになりました。そのことを元請けに相談に行き、再度こちらで鋼材探査をすることを申し伝え、了承を得ました。
予備削孔でシースに当たらないのが分かったのが15時、そこから精密な鋼材探査をするための機械を会社に取りに帰り、現場に着いたのが17時。そこから鋼材探査で、黙々と削孔位置を出していきました。
その日すべての位置を出し終えたのが0時過ぎで、あとはシースに当たることを祈りつつ、翌日の削孔作業に備えました。
再削孔の当日
当日、私は緊張していました。2回目もシースに当たらなかったどうしよう…と。
作業が始まり、予備削孔でシースに当たったことを確認するとホッと一安心。緊張と疲れもあってか、その後の記憶があまりありません(笑)。
そこからコアマシンで削孔となるのですが、出し直した位置の全てにシースがいたので、順調に作業が進んでいきました。
グラウト充填が不十分な箇所が見つかる
削孔後に鋼材を確認したところ、グラウト充填が不十分なところが何箇所もあり、鋼材に錆が発生しているところもありました。
早急に防錆処理をして、これ以上の腐食が進まないような対応をしたうえで、グラウトを注入して作業が完了。
その後、書類や変更の契約書等を作成して元請けへ提出し、私の初めての現場代理人の業務は終了しました。そして、元請けの完了検査も何事もなく終えることができました。
何度も緊張で逃げたいと思った
初めての現場代理人だったので、緊張で逃げたいと何度も思いましたが、今となってはいい思い出です。
現場で働いていると、いずれは監理技術者、現場代理人になると思います。20代でそういった役職に就けるのは稀だと同期にも言われましたが、それが当たり前になると何も感じなくなってしまうと思います。
反省すべき点(今回の現場での反省点は自分で鋼材探査をせず、元請けの言いなりでやってしまったこと)はしっかりと反省をして、今後の業務に活かしたいと思っています。
自分も初めてのときはそんな感じだったな。
ほんとくそみてえなやり方。
おいこれどうなってんだ?どうすんだ?
逆に自分にそんなことが分かると思いますってね。
自分の下の者には絶対そんな無責任なやり方はさせないようにしている。
昭和スタイルの「習うより慣れろ」ですね。
今だと速攻バックれかもしれんませんねw
人手不足ここに極まれり。
現場代理人はまじで地獄の仕事だから、新卒の方は絶対にこの業界に来ないようにしましょうね。