午前1時、絶望的な状況の現場に神様降臨
その時、とっさに私の頭に浮かんだのが、ある取引先の社⻑の顔でした。
私の所属している会社は、その社⻑に⼤変お世話になっています。ちょっと怖そうなイメージの社⻑で、さすがに電話するのをためらいましたが、あとがないので仕⽅なく電話することにしました。
時刻は午前1時!電話に出てもらえなくて当たり前です。勇気を振り絞って電話をかけたところ、2コール⽬に、かなり不機嫌そうな声で、
取引先の社⻑ 「なんや?どないした?」
私 「すんませーん、社⻑。夜分に申し訳ありません、実は今、⽔道⼯事中でして……管を切ろうと思ったら、エンジンカッターつぶれちゃって……。⼤変迷惑だと思いますが、社⻑のところのエンジンカッター貸してもらえませんか?」
取引先の社⻑ 「わかった、今から取りにおいでーな。」
私 「ホントすんません!助かりました!」
丁重にお礼を⾔って電話を切りました。まさに神の⼿が差し伸べられた瞬間でした。ほんとに…助かりました。
⽇頃からこの社⻑からとは懇意にさせていただいており、たまに下請けとして仕事も頂戴していますが、また⼤きな借りができました。
下請けで仕事をしてる時に誠⼼誠意これまでやってきたことで、こんな無理なお願いも聞いていただけたとも思っています。
夜間⼯事のトラブルを回避する方法
このエンジンカッターのリコイルスターターの故障というトラブルは、昼間の工事だったらトラブルとも呼べない些細なことかもしれません。
しかし、夜間⼯事で起こると、かなりヤバイ事態に発展しかねないのです。
他にも、夜間⼯事の仮復旧の時に、プレートのベルトが切れて動かなくなったというトラブルも経験しています。その時は幸いにして、わが社にプレートは3台あったため、全く問題になりませんでした。
ここまで読んでいただいたらわかる通り、夜間⼯事の場合、⽇頃の機械の点検が⼤事になってくるのですが、われわれ建設技術者は忙しくて点検する時間、余裕がないのも実状です。
そのため夜間工事では、⼩物機械は予備で2台⽤意するべきでしょう。機械だけでなく材料も「予備」を用意しておくことが⼤事です。
それから、普段からお互いに助け合うことができる関係の個⼈、会社との「付き合い」も⼤事になると思います。
正直なところ、夜間工事での機械トラブルは「なんでよりによって夜中に故障するかな?」という気持ちになりますが、夜間⼯事の⼩さなトラブルが、⼤きなトラブルに発展するのを防ぐためには、「予備」と「人付き合い」が必要になると、皆さん改めてご認識いただければ幸いです。
夜間工事のトラブルは、みなさん悩みの種ですよね。
トラブルもそうですが夜間作業の為に日中に済まして
おかなければならない事もあるので人手が倍掛かります。
準備不足で現場ストップではたまらないので万全を期して掛かル必要があり当然単価は全く合いません。取らなくて良い物件であれば取りたくないのが本音です。最近夜間が含まれると不落が多い気がします。
>荷台が上がったままのダンプでは走行できないため、修理屋さんが来るまで現場で待機する必要もありました。
深夜なら渋滞もないでしょうけど、昼間だったら大渋滞に巻き込まれたかと思うとゾッとします。。。