施工の神様 powered by 施工管理求人ナビ
  • 施工の神様とは?
  • 記事掲載・取材をご希望の方へ
  • キャリアを考える
  • インタビュー
  • 失敗を生かす
  • 技術を知る
  • エトセトラ
  • 資格を取る
  • 建設用語

【ニチレキシリーズ#2】社員の能力を認め、ホメて伸ばす

  • インタビュー
  • キャリアを考える
四国の犬
公開日:2022.06.23 / 最終更新日:2022.08.16
  • シェア
  • Tweet
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 コメント
  • メールで共有
【ニチレキシリーズ#2】社員の能力を認め、ホメて伸ばす
目次
  1. 【ニチレキシリーズ第2弾】多様な働き方
  2. 「この人達となら、やっていけるかもしれない」
  3. 上海の合弁会社に8年間出向
  4. 文系だったけど、技術系の仕事を任される
  5. なにも知らない状態で、質問攻めにあう
  6. スマホによる舗装調査サービスを開発
  7. 社員の能力を認めて、ホメてくれる
  8. 「スゲーな」と思われる製品を開発したい

【ニチレキシリーズ第2弾】多様な働き方

ニチレキシリーズ第2弾は、エンジニア部門のはずだったが、あるテーマについて話を聞くというより、異なる仕事についてそれぞれに聞く感じになってしまった。

それはともかく、ニチレキにはいろいろな働き方、キャリアパスがあることを伝えるという意味では、それなりに有益な記事に仕上がったと言えなくもない。ということで、お三方それぞれの働きっぷりについて聞いてきた。

  • 澤 智之さん
    ニチレキ株式会社 技術研究所
  • 硲 真悠さん
    ニチレキ株式会社 道路エンジニアリング部
  • 大野 香澄さん
    ニチレキ株式会社 中部支店静岡営業所技術係

「この人達となら、やっていけるかもしれない」

澤 智之さん

澤 智之さん

――ニチレキに入社した理由をお願いします。

澤さん 私は関西の大学で化学を専攻していました。就職に際し、研究員になりたいということで、化学メーカーを中心に就活をしていましたが、あまりうまくいきませんでした。そんなときに、たまたま見つけたのがニチレキでした。

なにをしている会社なのかわからないまま、社員の方々とお話したところ、波長が合って、「良い人そうだ」と思いました。「この人達となら、やっていけるかもしれない」ということで、入社することにしました。

大野 香澄さん

大野 香澄さん

大野さん 私は秋田の高専で化学の勉強をしていました。金属系、有機物系問わず、とにかく材料メーカーに興味があったので、そこに絞って就活していました。研究職志望でした。

そんなとき、ニチレキに就職した学校のOBから学校に「化学系でも良いから、人がほしい」という連絡が入りました。私にとって土木は異分野だったので心配でしたが、道路は生活を支える大事なものだし、自分にとって良い経験になるかなということで、入社しました。

硲 真悠さん

硲 真悠さん

硲さん 私は商学部出身の文系の人間です。就活でも、最初は金融機関や保険会社を中心に回っていましたが、自分には合わないなと思ったので、次にメーカーを回り始めました。その中でニチレキを知りました。

ニチレキのホームページを見ると、「道づくり」という言葉がありました。私にとって道は、当たり前にあるもので、つくるものだとは思っていなかったので、それで興味を持ち、入社しました。入社当初は、なんとなく事務職か営業職だろうなと思っていましたが、とくにこの仕事をしたいというものはありませんでした(笑)。

上海の合弁会社に8年間出向

キビシイ姿勢で作業する澤さん(たぶん右、たぶん上海)

キビシイ姿勢で作業する澤さん(たぶん右、たぶん上海)

――入社してからどのようなお仕事を?

澤さん 最初に配属されたのが技術研究所で、そこから8年間ほど技術開発に携わってきました。その後、上海にニチレキと中国企業の合弁会社を設立されたので、立ち上げメンバーとして出向しました。この会社では、技術開発のほか、生産とか技術指導といった仕事を8年間やりました。昨年4月から再び技術研究所に戻り、研究を行っています。

――上海出向は平気でしたか?

澤さん 平気ではなかったですが(笑)、他の出向メンバーと団結しながら、「やっていくしかない」と思ってやっていました。

――8年間はけっこう長かったですね。

澤さん そうですね。立ち上げメンバーとしては一番長くいました。

――上海勤務で良かったことはありますか?

澤さん 現地の人に好意的に受け入れてもらったことですね。非常に親密になれました。そのなり方も日本人よりもグッと来る感じでした。自分の視野も広がったので、それが良かったです。中国語は、日常会話程度ですが、話せるようになりました。

――研究の中身はどんな感じできましたか?

澤さん ずっとアスファルト乳剤をやってきました。ほぼ一筋です。ずっと同じ材料の研究をやるのは、社内でも珍しいと思います。

――「シビルケミスト」について、どうお考えですか?

澤さん 細かく考えるところは化学の視点を持って、大きく考えるときは土木の視点を持つということだと考えています。原因追求は化学、現象把握は土木ということだとも言えると思います。私はまだそこまでいっていませんけど(笑)。

――大野さん、これまでどんなお仕事を?

大野さん 私も最初は技術研究所に配属になり、同じくアスファルト乳剤の研究に携わりました。5年目に静岡営業所に異動してからは、材料の試験や調査などを担当するようになりました。研究所のころと比べ、会社外の道路管理者さんやプラント会社さん、工事会社さんといったお客様と関わる仕事が非常に増えました。仕事の質も「狭く深く」から「広くほど良く深く」に変わりました(笑)。どちらも大変です。

施工管理に特化した日本最大級の転職情報サイト【PR】

文系だったけど、技術系の仕事を任される

――硲さんは?

硲さん 最初の配属先が道路エンジニアリング部調査課という部署で、現在までずっと同じ職場です。配属されたときは、道路エンジニアリング部では、事務系の仕事ではなく、主に調査とか解析といった技術系の仕事を任されました。最初は仕事内容についてまったく知識がなかったので、ゼロから覚えていきました。

――文系の人が技術系の部署に配属されるのは、レアなことなんでしょうか?

硲さん レアみたいです。

――大丈夫でしたか?

硲さん 最初に配属先を伝えられたとき、道路エンジニアリング部という存在すら知らなかったので、自分で大丈夫かどうかすら、考えられませんでした(笑)。

――調査や解析の仕事とはどのようなものですか?

硲さん 例えば、道路管理者さんから路面性状調査業務を受託して、調査したデータをもとに、解析したり、コンサルティングなどを行うといったことです。道路エンジニアリング部だけでなく、現地担当の技術社員の方々と連携しながら行っています。私が担当してきたのは、データの解析の作業です。現場に行って作業をするということはめったにありません。

次のページ社員の能力を認めてホメてくれる

12»
  • この記事をシェアする46
  • この記事をツイートする1
この記事のコメントを見る0
こちらも合わせてどうぞ!
【ニチレキシリーズ#1】化学のチカラで土木を変える「シビルケミスト」とは?
【ニチレキシリーズ#1】化学のチカラで土木を変える「シビルケミスト」とは?
【ニチレキシリーズ第1弾】羽入 昭吉さん ニチレキ株式会社(本社:東京都千代田区)は、舗装材料の研究開発、製造販売などを手がけるメーカーだ。技術研究所(栃木県下野市)をはじめ、全国各地に自社工場や支店・営業所を持ち、調査...
“世界屈指の難工事” 鍋立山トンネル貫通から学ぶ、土木技術者の心得
“世界屈指の難工事” 鍋立山トンネル貫通から学ぶ、土木技術者の心得
本を読んで、改めて知った難工事 今回の年末年始は実家帰省を止めたため、やることが全くなかった。何にもせず、ただぐうたらするだけでは、いざ仕事が再開したときにすぐ仕事に入れる自信がなかったので、いくつかの書籍を読んだ。 そ...
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
※本記事は『建設ITワールド』の許諾を得て掲載しています。 「BIMを活用したいけれど、人材が見つからない」「どう始めたらいいの?」—そんな悩みを解決するのが、ウィルオブ・コンストラクション(本社:東京都新宿区)が提供す...

この記事を書いた人

四国の犬
この著者の他の記事を見る
基本的には従順ですが、たまに噛みつきます。
【ニチレキシリーズ#2】社員の能力を認め、ホメて伸ばす 【ニチレキシリーズ#2】社員の能力を認め、ホメて伸ばす

施工の神様をフォローして
最新情報をチェック!

  • フォローする5388

現場で使える最新情報をお届けします。

  • 施工の神様
  • インタビュー
  • 【ニチレキシリーズ#2】社員の能力を認め、ホメて伸ばす
  • 施工の神様
  • キャリアを考える
  • 【ニチレキシリーズ#2】社員の能力を認め、ホメて伸ばす

コメント(0)

コメントフォームへ

コメントする コメントをキャンセル


コメントガイドラインをお読みになった上で投稿してください。

email confirm*

post date*

あなたも施工の神様に記事を投稿してみませんか?
おすすめ記事
  • 【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞

    【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞

  • 点数稼ぎに走るのは「なんか違う」

    点数稼ぎに走るのは「なんか違う」

  • 「暗闇の先の光見て」コロナ禍の”希望のトンネル貫通写真”が心に響く

    「暗闇の先の光見て」コロナ禍の”希望のトンネル貫通写真”が心に響く

  • 「地元の人間の意地。ただ、それだけ」 家族を失ってもなお、愛する石巻の復興に命を懸けた現場監督

    「地元の人間の意地。ただ、それだけ」 家族を失ってもなお、愛する石巻の復興に命を懸けた現場監督

  • 建設業界をイヤになった主任技術者は”造園”へ急げ!

    建設業界をイヤになった主任技術者は”造園”へ急げ!

  • 人と機械はどう補完? これからの橋梁点検

    人と機械はどう補完? これからの橋梁点検

注目のコメント
  • 権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。

    「○んでくれ」「くせーんだよ」 発注者からの脅迫・暴言集【実録】
  • 公務員なんて、甘ったれのわがまま人間の巣窟。特に、バブル世代にパワハラとかするのが多い気がする。

    「○んでくれ」「くせーんだよ」 発注者からの脅迫・暴言集【実録】
  • 34℃で湿度がどれくらいか判断出来ないが今日びの38℃超え猛暑に比べればまだまし。 皆が言う体調管理なんかで対応出来る範囲を超えている。 朝一番から警戒レベルMAXが普...

    最高気温36℃の”猛暑日”。舗装工事は中止すべきか?【熱中症対策】
  • 勝手に喫煙休憩するな→即飛び蹴り シュールなコントみたいだな

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 辞めていいんじゃねーか? 下請けの奴隷ならともかく、大手ゼネコンの現場監督ならやりたい奴いくらでもいるだろw

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 若くても無能なら要らない

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • そんな無能はやめた方が現場のためだよ

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 飛び蹴りは普通に罪にならないか?

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 休憩するなら水分取るだけで充分なのにねwタバコまで吸いに行き注意されると即飛び蹴りとはヤニ中毒は危険だな

    「暴力も必要かも」大手ゼネコンの若手現場監督に、飛び蹴りした鳶職人
  • 結局本人の申告によるものでしかないので、無理がありますよ。 すべての作業員さんにカメラつけて録画でもするならば別ですが。 公共工事にしろ民間工事にしろ、昔からすれ...

    「チェックシートで熱中症を防ごう!」 それができたら誰も苦労しない
  • 熱中症チェックシートは本当に不毛。 挙句の果てに、それを書いていても熱中症が発生したら「管理が甘かったからだ!」といってチェック項目を増やしたり、記入内容の真偽を...

    「チェックシートで熱中症を防ごう!」 それができたら誰も苦労しない
  • 建設業界のパワハラと言うよりは特定の会社の特定の上司のパワハラ。

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 返信した人の日本語もわかりません。 やり直し

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 建設業界って 何処に業界のパワハラをかいてるの? やり直し

    元自衛官が建設業界に転職したら、”パワハラの巣窟”でした
  • 所長が部下の人間性を否定するような現場がうまく回るはずがない。 現場は信頼関係で成り立っている。 現場の雰囲気は主に所長がつくりあげあてしまう。そのような管理職が...

    65歳以上と外国人は、全員”安全弱者”のヘルメットバンドをつけろ!? 納得できない話
  • この著者は神様とは思えないです まず、職人は工程を縮めたいんじゃなく無駄が嫌いなんです。それは管理者もだと思いますよ。 無駄=損害ですからね。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • スーパーゼネコンの監督とは仲良くなれないな。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • まったく現場の事を理解していない! もっと色んな事を経験して、勉強して下さい。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • 不仲は横柄で生意気ななゼネコンのセコカンが原因だと思いますけどね。 舐められない様な教育受けているので仕方ない所もありますが。 職人さんも見栄えよりも工数へらして...

    「不仲説」 現場監督と職人
  •  不仲なら発注しない、請負わない。 お互い仕事できなくなればいい。

    「不仲説」 現場監督と職人
  • キャリアを考える
  • インタビュー
  • 失敗を生かす
  • 技術を知る
  • エトセトラ
  • 資格を取る
  • 建設
    用語
【PR】施工管理技士の転職に特化した求人サイト
施工の神様ロゴ
  • 施工の神様とは?
  • 原稿募集
  • 取材ライター募集
  • 運営会社
  • PR・プレスリリース
  • プライバシーポリシー
  • 広告掲載について
  • お問い合わせ
Copyright © 2025 WILLOF CONSTRUCTION, Inc. All Rights Reserved  リンクフリー
施工の神様