三菱地所ホーム株式会社(加藤博文社長)は、「三菱地所リフォーム」のラインナップである、最新の設備とインテリアデザイン提案をセットにした、マンション向け定額制リフォーム「Re Dia(リディア)」の設備仕様やカラーを改定した。
新仕様のポイントは、顧客の声を反映した三菱地所レジデンス株式会社の新築分譲マンション「ザ・パークハウス」で採用している「EYE’S PLUS(アイズプラス)」の最新仕様に変更した点。デザイン性では「EYE’S PLUS COLOR(アイズプラスカラー)」で最先端のカラースキームを標準仕様に採用。さらに”暮らしやすさ”では2020年10月に販売開始した「STYLE-FORME(スタイルフォルメ)」のプラスマイナスオプションの好評を受け、要望が多い「リビングの拡張」や「対面キッチンへ変更」など㎡数に応じたオプション価格設定とすることで、顧客の要望に応える定額制マンションリフォームとして一新した。
「使いやすさ・デザイン性・暮らしやすさ」を求めるリフォームへ
このコロナ禍で在宅時間が増え、住まいへの関心が高まったことに伴い、「直す」リフォームから、「使いやすさ・デザイン性・暮らしやすさ」を求めるリフォームへとニーズが多様化している。「Re Dia」は従来、間取りはそのままで表装と水回り設備をリフォームするメニューであったが、これを新たなリフォームニーズに新仕様で対応した。
加藤社長は「三菱地所レジデンスが新築マンションで発売しているマンション仕様をそっくりそのまま定額制で提供するリフォームサービスだ」と新仕様の優位性について胸を張って語った。
工事費は、基本工事費、「EYE’S PLUS」商品代とコーディネーター料金が定額制。一例として、専有面積70㎡であれば、748万円(税込み)となり、平米数に応じて、㎡単価は変動する。「EYE’S PLUS」は、顧客の声・目線を軸とし、プロの視点を加えて、新たな価値を創造していく三菱地所レジデンスの取組み。アンケートやグループインタビューなどから顧客の声を集約し、ものづくりに活かしている。なお「Re Dia」のネーミングは、「Re」は「Reform(リフォーム)」に、「Dia」は日々、記念日に由来する。
分かりやすい定額制でこだわりの強い顧客に届ける
「Re Dia」は、三菱地所ホームがリフォーム事業によって蓄積した施工力により、「専有面積に応じた定額制」を採用するなど、三菱地所グループ力により生まれた価格・商品の優位性を持ったリフォーム商品で、2016年に販売開始された。
荒井和人氏(三菱地所ホーム リフォーム事業推進部企画グループ)は、リフォームにおける社会的課題として2点を挙げ、まず”価格が分かりづらい点”を指摘。そこで「専有面積に応じた定額制」サービスで、水回り一式プラス表装をリフォームした「Re Dia」の販売に踏み切ったことで、この1点目の課題は解決したとした。また、住宅業界も同様のサービスを展開しているが、定額制ではリフォームする点が限られてくることを2点目の課題として挙げ、顧客目線から考えれば、定額制ではこだわりを実現できなかったのではないかと推測している。
また、このコロナ禍では自宅で過ごすことが増え、日々、SNSでは多くのユーザーが自身にあったリフォーム像を模索する動きが増えていた。そこで、定額制でありつつも、多様化するニーズに応えたことで顧客に寄り添う新たなリフォームサービスを生み出すことを狙っている。
定額制リフォームの需要について荒井氏は、「コロナ禍により、水回り周辺の一部のリフォームに比べて、フルリフォームの問い合わせも大変増えている。こだわりたいというお声も多くいただいており、顧客の声を今回反映し、仕様などを改定した」と語り、実績についても2021年度ベースでは約50棟、2022年度では倍増を目指すという。
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