試験棟で実用化した『スペーストラス』
三菱地所ホーム株式会社と株式会社三菱地所住宅加工センターは共同で、都市部の構造資材搬入の課題を解決し、旗竿地等の困難な敷地条件でも大空間を形成できる構造材・トラス床根太『スペーストラス』を共同で開発、12月1日から販売を開始した。東京都の城南や城西地区をターゲットに、部材搬入が厳しい敷地での住宅建築や商業施設等に本格提案するという。
一方、試験棟で搬入テストを際、大工たちから「軽くて、運びやすい」という声も上がった。建材は高性能化していくとともに年々、重量化しているが軽量化・高い耐震化にも成功した意味は大きい。
「『スペーストラス』は大工の負担を軽減する施工面の効果も期待される」と話す、三菱地所ホーム設計業務部設計グループ、設計業務グループの島村昌悟氏に話を聞いた。