“最難関!” 若手社員雇用への道のり
若手派遣クルーを3か月で見送ってしまったわけだが、大型案件はどうなったのか?結局、ベテランCADオペ1名を追加で派遣契約し、無事竣工を迎えることとなった。
だが、課題は残る。若手社員の雇用だ。前回の記事にも書いたが、我が社は建設業界のご多分に漏れず「高齢化」に一直線だ。少しずつでも若返りを図っていかないと、次の波が来た時に乗り切る体力がないという事態になりかねない。
今度は本腰を入れて、若手社員確保に向け、人事の舵を切ることになった。若手社員確保には、まず船の大改装から始めなくてはならない。昭和の旧式船には若いクルーが来るはずもないからだ。
じゃあ、今時の若者が会社に求めるものはなにか?調べてみた結果はこれだ。
- 労働環境
- 待遇
- 完全週休二日制
中でも「完全週休二日制」は、昭和から平成、令和になり、他社が頑張って善処している中、我が社がいつまでも着手してこなかったことだ。
前回の記事で「昭和に作られた就業規則も令和な感じに改定された」と書いたのだが、蓋を開けてみたら昨年末の時点では、この部分は微妙に昭和を引きずっていた。年間休日数が少なすぎるのだ。少なくとも、求人詳細に「完全週休二日制」と記載できなければ、若者の応募はまず来ない。
「建設業界で完全週休二日制なんて無理でしょ?」という、その認識から変えなくてはと思い立ち、本社で社長を交えた再三の会議の末、令和ライクな就業規則に「完全週休二日制」がやっと…加わった。
若者が好む「令和カンパニー」になれるのか?
そして現在。我が社の船には、前途洋洋たる30代前半のクルーが1名乗船してくれている。
「完全週休二日制」が功を奏したのか、職場環境を気に入ってくれたのか、はたまた給与が希望通りだったのか…正直その辺りは不明だが、前の職場でかなり過酷な労働を強いられていたようなので、きちんと休みが取得できる会社という点が響いたのではないか、と私は思っている。
では、これで問題は全て解決したのか?いや、解決はしていない。この調子であと1~2人くらい若手が増えてくれれば安泰かもしれないが、そう簡単ではない。
完全週休二日制を含む就業規則改定は、会社にとっては諸刃の剣に等しい。十分に人員を増やしきれていない状態で休みを増やすことは、仕事量減少に繋がりかねないからだ。
とはいえ、このまま若手を増やさないままでは、会社は衰退の一途をたどることになる。仕事量と人員のバランス、これを上手く調整しながら前に進んでいくしかない。令和カンパニーになるための航海は、まだ始まったばかりだ。
正直で良い記事だと思います。
週休二日は良いと思いますが問題はそこでは無い気もします。
残業が固定で毎日あるのが問題な気がしますよ。
それプラストラブルがあった時の休日出勤みたいな感じではないでしょうか?
公共事業で8時5時で帰れてる人いるの?
お国の仕事なのに普通に5時すぎても電話かけて来る人いませんか?
後これは若手だけの問題では無い気が?
忖度して我慢して来た先輩方どうですかね?
職人ですが、職人目線で業界を見ると、確実に来る次の波、団塊の世代ジュニアの現場離れで終わると思ってます
人手不足は言うまでもなく、技術に対して適正な対価を払わないという事を数十年続けで来てしまった故に質の悪い職人もどきが増え、まだ技術のある職人達は待遇の悪さの改善を諦めてしまっているので、次にも繋がっていません
使う側は令和になっても昭和の価値観、今日やる事は昨日やってた事をやれば良いでアップデートせずに下にシワ寄せを延々と続け、もうシワがよるところがありませんね
全てのツケは若い人や子供達に回るのは確実でしょう
一人前の職人の育成は十年、二十年掛かるものです
既に挽回するデッドラインは過ぎ去ってると思います
わたしもいつも職人や事務方も入れ新しい働き方を考えるが、必ず法律が邪魔する。労働法含め建設業法などのもっと根本が古すぎて時代にあっていないと感じるし、そこを変えない限り企業ごとの改革はできないと思います。
あとこの記事結構すきです
施工管理会社が週休二日制を導入しても職人は個人事業主なので基本的に付いて来ないと思います。よほど高待遇であれば別ですが
一人親方が週休二日制導入したら間違いなく生活困窮者に成り果てるほどカツカツな生活を送っているので…
つまり国がゼネコン、大手のみ優遇という上辺だけ良くすることをやめてちゃんと向き合わない限り建設業界は完全に終わりです。中小企業は建設業界とは別分野に力を入れるべきかなと思います。
労災隠し、指名停止逃れ、2次下請けに話し替え、
業者支払を半金半手3ヶ月を後出しジャンケン化
タイムカード刻印管理 朝のリモート朝礼
終業時の会社刻印厳守
刻印忘れの社镸の印鑑チェック証明厳守。
をさせてませんか。
職人ですが法律を動かさないと現場の古い人間は変わりません。
仕事を趣味としてる職人が多くて、週に2日休むとか舐めてんのかとか当たり前、定時に帰る努力すらしない。
それで安けりゃ誰だって現場仕事したく無くなるわな。
若手の為にと言うより働き方を見直させる強制的な法改正必要かなと。
週休二日取らせなかったら罰則or特別手当強制、残業が常態化していて従業員が申告すれば会社名公開or管理指導etc…..
ついでに、発注者側にも罰則追加で。
川上から変えていくしかないでしょうね。
発注する工期、単価について無理があるから全て拗れてくるのだと思います。
施工管理の派遣社員を高いお金で依頼する時に、派遣会社の営業から「こういう業務はさせれません」と説明されないんでしょうか?
まるで現場でなんでもさせれます、みたいな雰囲気で営業かけてくる派遣会社に問題あると思います。
そもそも技術者なら派遣はダメだろ。専任性違反にならんかいな。
その辺まで考えて記事を書けよ。