人手不足、技術力不足を補える理想的な状態
時間に余裕が生まれた主任クラスは、他の現場の技術ケアを行うこともできます。
例えば、小規模の現場に少し不安のあるスタッフが投入された場合、図面のチェックなどをやってあげるなどの、技術面のバックアップを行うことも容易になります。現地では馬力の弱くなってきたベテラン層が、未熟な若手職員をしっかりと教育することができます。
また、実力のある主任クラスを1つの現場で消費することなく、たくさんの現場で、その技術力を発揮してもらうことができます。
ある程度の規模であれば、現地係員は派遣社員に置き換えても遂行が可能になるため、これが成功することで人手不足、技術力不足をうまく補うことができる「理想的な状態」だと考えたわけです。
ちなみに僕は、その会社を辞めました。
現在は、この提案を別の会社に聞き入れてもらえて、試験的にですが、この手法を8割程採用する形で現場を運営しています。そして想定通り、現地スタッフはほぼ職人と共に帰ることができています。
主任クラスのポジションに入る僕は、週に2~3日間は現場に行きますが、それ以外は自宅でリモートを行っています。
もちろん必要な設備や、現地を確認する施策は必要です。それにはきちんとした段取りとノウハウ、そして設備投資は必要です。ただ、多くの問題を解決する方法だと手ごたえを感じています。
もし、あなたの周りで突拍子もない提案をしてくる若者がいたとしたら、一度しっかりとその若者の主張を聞いてみて下さい。それが、将来の財産となる「業務改革の糸口」になるかもしれません。
※この記事は、『 【インスタで学べる】1日たった3分で学べる建設コラム 』の記事を再編集したものです。
法令違反案件ですね。
主任技術者が非専任の現場であればいいのではないでしょうか。
ベテランスタッフが現場代理人として現場に常駐しているのであれば。