心温まるTwitterのリプにマジで感動
――関東地方整備局ではどのようなお仕事をしてきましたか?
坂本さん 最初の配属先は、長野国道事務所の計画課道路調査推進室でした。新しいバイパスの設計や調査などを2年間担当していました。地元説明会にも同行し、住民の声に接する機会もありました。
それで言うと、1年目のときに、新規開通に合わせ、Twitterの投稿を担当したのですが、自分が投稿したツイート(下記に掲載)のリプで、小学生のお母さんから「私の子どもが興味深く写真を見ていました。開通楽しみにしています」というコメントがありました。それを読んだときに、かなり嬉しかったのを覚えています。
長野東バイパス開通まであと16日。
本日の施工状況です!
本日は、区画線を引いています。材料には、夜間に反射するよう、ガラスビーズが入っています。引かれた直後の区画線は太陽に照らされ、キラキラと輝いていました。#国道18号 #長野東バイパス #開通 #長野国道事務所 pic.twitter.com/UwsD6qejSx— 国土交通省 長野国道事務所 (@mlit_nagano) March 11, 2021
――現場にも出る機会があったのですか?
坂本さん 現場に出る機会はあまりなかったんです。基本的にデスクワークでした。なので、次の異動先について、「現場に出たい」と希望を出しました。長野は海がなかったので、湾岸エリアを希望しました。その結果、希望が叶って、2022年4月から、現場のある千葉国道事務所船橋出張所に来ることができました。
――長野では休日はなにをしていましたか?
坂本さん 職場の方々と山に登ったり、温泉に入ったり、スキーに行ったりしていました。
「地元に帰ってきた」という感動は特にない

施工業者と談笑する坂本さん
――今担当している現場はどちらですか?
坂本さん 国道357号、国道14号、国道16号です。道路拡幅とか橋梁補修工事などの現場を担当しています。なんとか仕事はできています。
―― 一応地元勤務ですが、どう感じていますか?
坂本さん はっきり言って、「地元に帰ってきた」という感動はないですね(笑)。ただ、友だちとは会いやすくなったので、それは良かったと思っています。
――実家から通っているんですか?
坂本さん いえ、宿舎で一人暮らしです。実家から全然通えるんですけど、一人暮らしの良さに目覚めてしまったので、実家に戻る気にはなりませんでした(笑)。
東京に近い職場だと嬉しい(笑)
――仕事でツラかったことはありましたか?
坂本さん 仕事でツラかったことはあまりありませんが、住民の方から要望や苦情を受けると、「うっ…」と思ってしまうこともあります。とくに出張所は住民の方々から直接ご意見を受けることが多いです。ただ、周りの職員の方が助けてくれるので、「うわ、ツラい」とはならないで済んでいます。私が経験した要望や苦情は、「ごもっとも」と思うものばかりなので、苦情とかクレームというククリで、ネガティブにとらえるのは、そもそも違うのかなと感じています。
――こういうスキルを身につけたいと思っているものはありますか?
坂本さん 実際に現場を担当してみて、施工に関する知識や経験は、プロの方にはまるで敵わないということを痛感しました。その上で、今のうちに自分が習得できることはすべて習得したいと思っています。
――今後やりたい仕事はありますか?
坂本さん 次世代型交通システムの整備に携わってみたいです。あと、東京に近い職場だと嬉しいです(笑)。
――関東地方整備局は職場としてオススメですか?
坂本さん 大学で学ぶ土木の知識は、基礎中の基礎です。実際に働いてみると、わからないことだらけです。周りから見れば、知識ゼロの若手職員状態です。逆に、それを武器にして成長できると思えるなら、職場としてオススメです。私の知る限り、関東地方整備局にはそういう若手職員をサポートする態勢は整っていると思います。
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