なじみのある福岡県庁ほぼ一択
――白石さん、就活はどんな感じでしたか?
白石さん 大学で土木を学んできたので、土木関係の仕事に就きたいと考えていました。それと、親や親戚に公務員がけっこういたこともあり、公務員になろうかなと昔からなんとなく思っていました。なので、就活も自然に土木系公務員一本でした。某市役所も一瞬考えましたが、福岡県庁のほうがなじみがあるので、福岡県庁にしました。ほぼ一択でしたね。
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同期と違う毛色の仕事に携われて、むしろ良かった

仕事中の宮崎さん(福岡県庁提供)
――福岡県庁ではどのようなお仕事をしてきましたか。
宮崎さん 最初の配属先は、企業局苅田事務所でした。北九州空港周辺の工場などに供給する工業用水関連の仕事を担当しています。職員9名の小さな職場で、土木職は私を含め3名しかいません。今も同じ職場にいます。基本的には維持管理を所管する事務所ですが、現在は、導水管の新規工事や布設替え工事をやっています。
――いきなりテレワークではなかったですか?
宮崎さん はい。配属になってすぐテレワークになったのですが、「これ読んどけ」ということで、積算の基準書とかを渡され、職員寮でひたすら本を読んでいました。
――仕事は楽しいですか。
宮崎さん 私は楽しいです。同期とは違う毛色の仕事に携われて、むしろ良かったと思っています。県庁に入って水道をやるのはレアなので。
河川がスゴくおもしろい

なにやらプレゼン中の佐藤さん(福岡県庁)
――佐藤さん、これまでのお仕事についてお願いします。
佐藤さん 最初の配属先は、大牟田市にある南筑後県土整備事務所の道路課建設係でした。2年間は道路を担当して、昨年から河川を担当しています。
道路課では、柳川市内の県道を拡幅して歩道を設置する工事などを担当しました。通学路でもある道路への歩道設置だったので、やりがいを感じながら仕事をすることができました。今は河川係として、護岸整備工事だったり、法面の災害復旧工事、草刈りなどの維持管理を担当しています。
道路は県庁に入る前からやりたかった仕事だったので、基本的に楽しかったです。ただ、河川に異動してみると、河川のほうが楽しいです(笑)。なぜかというと、河川は豪雨などの災害に直結した事業だからです。自分の視野が広がりました。今後も新しい分野にチャレンジして、視野を広げた上で、どこかのタイミングで特化していきたいと思っています。
――企業局とか?
佐藤さん ぜひ行ってみたいです。港湾なんかもやりたいです。
――河川のなにがおもしろいですか?
佐藤さん 河川整備は生態系にも影響するので、そういうことを考えながら仕事するのが、スゴくおもしろいです。道路は構造令に縛られていて、常に決まったカタチという感じなので(笑)。河川のほうがセンスが必要かなと感じています。
――引っ越したのですか?
佐藤さん 最初のころは、実家から電車通勤していたのですが、ツラくなったので引っ越しました。その後、結婚したので、また実家の近くに引っ越しました。自動車通勤は便利ですが、交通事故などのリスクがあるので、なるべく電車で移動することにしています。