ゼネコン出身だから、建設監督官向き?
――建設監督官が長いんですね。
弓削さん そうですね。ここに来る前は、東九州道の現場で建設監督官をやっていました。5年やりました。別にやり続けたいと言ったわけではありませんでしたが、けっこう長い期間となりました。立野ダムと合わせると、7年になります。
――建設監督官向きだと評価されているということでしょうか?
弓削さん そうなんですかね。ひょっとしたら、九州地方整備局に入る前は、とあるゼネコンに3年間ほどいたのですが、それが影響しているのでしょうか?主にトンネル工事に携わっていました。
少しでも現場の風通しを良くしたい
――建設監督官はふだん、どのような仕事をしているのですか?
弓削さん 現場での立会い、検査などです。立会い項目が決まっているので、現場に出向いて、ちゃんと設計書通りできているか確認したり、安全面もチェックします。安全衛生管理は、基本的に受注業者さんが行うのですが、私のほうでも確認しています。
あとは、受注業者さんから要望を聞いたり、こちらの考えを伝えたり、調整したりといったこともやっています。発注者と受注者さんが同じ方向を向いて仕事ができるようにするということです。緊急的な事象が発生した場合は、夜間でも対応します。夜間に対応が必要になったことはこれまで起きていませんが。
――受注業者とのやりとり相手はJVの所長さんですか?
弓削さん 主には現場代理人、監理技術者の方々というところですね。本体工事以外にも現場があるので、その現場代理人、監理技術者の方々ともやりとりします。現場に行ったときは、受注者の職員さん、現場の作業員さんなどに声をかけるようにしています。「どうすか?」といった程度ですが、少しでも現場の風通しが良くなれば、ということでやっています。
――建設監督官という仕事のやりがい、魅力は、なんだとお考えですか?
弓削さん 国交省の職員がここまで現場に出る機会は、あまり少ないのではないかと思っています。その点、建設監督官は基本的に現場に出ているので、現場を肌で感じられるのが、魅力ですね。もちろん暑い寒いというのはありますが、現場の空気感を感じられるのは、楽しいです。
最後の最後は人間関係
――建設監督官ならではの大変なことはなんですか?
弓削さん やはり、最前線ということで、人と人が接するところになります。人には感情がありますから、受注業者さんと意見がぶつかることもあります。住民から苦情をいただくのも、基本的には建設監督官です。面と向かって、お叱りを受けることもあります。大変なことではありますが、醍醐味でもあると思っています。
あとは、さきほど言いましたが、現場でなにかあったときは、夜間、休日であっても、対応しなければならないのは、大変なことでもあると思っています。
――最前線であるがゆえに、板挟みになることもあるのではないですか?
弓削さん それはあります。私は国交省側の人間ですから、国交省職員の指示に従って行動するわけですが、受注者さんには受注者さんの考えがあります。そこのバランスをとるところで、気を使うところはあります。
ときには頭を下げることもありますし、「それは聞けない」と突っぱねることもありますが、最後の最後は、人間関係なんでしょうね。そういう意味では、これもやりがいなのかもしれません。
――ダム完成に向けて意気込みを教えてください。
弓削さん 地域住民の方にご迷惑をかけず、事故なく、関係者全員が「この仕事やって良かったな」と思える環境づくりをしていくことだと思います。
人材採用・企業PR・販促等を強力サポート!
「施工の神様」に取材してほしい企業・個人の方は、
こちらからお気軽にお問い合わせください。
いい監督さんだ
すべて嘘や忖度無く書いている文章なら評価できるが。
こういう監督さんなら現場がスムーズに進むんでしょうが現実は違うと教えられました。
回答は遅い!
指摘は的外れ!
人の失敗の揚げ足を取る!
みたいな監督もいるという事を今の現場で知りました。
監督を通報する方法はないのですかね?
公益通報とかで良いのかな?
市長とか知事?国交省?に窓口あるんですかね?
九州地方整備局なら「いきいき現場づくり」が通報窓口代わりになるよ
発注者の監督は割といい人多いけど、委託監督がクソばっかりやけん、よく苦情がかかれとる。
ほんと、委託監督クソばっか
3でコメントしたものですがありがとうございます!
ただ地方が違う場合でも大丈夫なんですかね?
ちなみにいま自分がいる現場は行政建築の現場なんですけど?
行政発注の監督って委託監督の場合ってあるんですかね?
不勉強で申し訳ない…。
地方が違うとダメやね。それでも似たようなこと他の地整でやってるとこもある。行政建築でも委託監督いますよ。