夜間作業での不具合
夜間作業では、既設のNC版を大型のオールテレーンで吊上げ、3枚に接合したPPC版を敷設していきます。
敷設するにあたり、灯器(誘導灯)があるPPC版が何枚かあり、そのうちの一枚が設置する場所を間違えていることに気付きました。
発見したきっかけは、協力会社からの指摘でした。「PPC版とPPC版を繋ぐダウエルバー(スリップバー)が、いくら試しても移動しない」と言うのです。
私含め、夜間の担当者がすぐに確認を行いました。ダウエルバーが移動しないことを確認し、夜間の担当者と図面を確認すると、PPC版の配置間違いがあることに気付きました。
すぐに作業を中止。飛行機が走れる状態に現場を戻して、急いで原因を探します。
原因追及
敷設したPPC版の配置間違いが他にもないかをすぐに全て確認し、配置間違いが2枚あることをつきとめました。
そのことを元請けに謝罪し、再発防止策を提出しました。その夜はPCC版の配置移動をして、どうにか事なきを得ました。
不具合が起こった原因
なぜ不具合が起こったのか、それはすぐに分かりました。
昼間の人たちが、敷設するPPC版の配列の番号をPPC版に印字をして暗くても分かるように工夫をしていたのですが、その印字が2枚だけ逆になっていたことが原因でした。
そして、その配列番号を間違えたのが、クセの強い40代の人でした。
自分のミスで夜間作業が中止になったと知った日の夜、やけ酒をしたみたいで、翌朝パンパンにむくんだ顔、酒が残っている状態で出勤してきました。
現場の総指揮として、「酒臭い状態で出勤するのはやめてください!」と言いたかったのですが、結局言えずじまいでした。
クセの強いベテラン社員からの謝罪
現場は竣工に近づき、40代の人が監理技術者としての次の現場が決まったため、送別会をすることになりました。
最後ということもあり、その人も心残りがあったようで、みんなの前でこんなことを言っていました。
「今回、私のプライドが邪魔をして、周りに迷惑をかけてしまった。経験したことがないことを経験して、新人時代を思い出した。新人時代は何事も貪欲に吸収していたが、経験と年を重ねるごとに初心を忘れてしまっていた。今回、20代の主任技術者(現場代理人)の下で、私がなんでそんな若造の配下で働かないといけないんだと思っていたが、今回のミスで初心を忘れていたことに気づかされた。今後は初心を忘れないようにしたいと思います。」
そう話すと、酒をガバガバと浴びるほど飲んでベロベロになり、最後は制御不能で”あしたのジョーの試合後”のような状態になっていました(笑)。
――建設現場は、様々な年代の人、役割の人がいます。
今回の私のように、年上の方に業務を指示したり、管理する立場になった時、誰しもが気まずい思いをすると思います。正直やりにくいです。
同じ状況になったことがある方もたくさんいると思いますが、先輩や年上の方より自分が上の立場になった時、みなさんは現場でどのように対応されていますか。現場が円滑・円満に進む方法があれば、ぜひ教えていただきたいです。
言葉は悪いですが、顧客に満足していただく。なんて受け身な意見は要らないと思っています。顧客を満足させられる集団を作りたいです。
常に現場にはいろんな人がいて、いろんな考え方があって、いろんな人の長所短所があり、その人達の背景(想いや、生活環境や、生立ち)も全員違います。が、どれだけAIや技術が向上しても、AIを作るのも技術向上させるのも『人』です。物作りは人が原資です。
いろんな価値観があっていいと思います。ただ、どんな時も顧客を満足させるために人があり、品質があり、安全があり、原価管理があり、、、。最終行き着く先は、顧客を満足させる為に何をすべきかを見失わないことだと思います。
今回のこの内容の中に元請と言う言葉がありましたが、本当に見ないといけないのは元請けに発注した発注者をどう満足させるかではないでしょうか。もちろん自身は下請けで、発注者が元請けなのはわかります。が、元請けの為ではなく、発注者への想いが感じられませんでした。元請けが求めるのはその想いだと思います。それをみんなが理解していたら、顧客を満足させられる集団になれるのではないでしょうか。
私も日々そのために考え、行動し、顧客を満足させられる大事な仲間達全員を無事に帰ってもらえるよう努めています。
あてにしたり
頼ったりするから
つけあがります。
自分で出来るように成れば
ついてきます。
単純に立場を意識し過ぎなければ良いと思います。とはいえ締めるとこは締めないとだめですが。。その辺が代理人の醍醐味ですけどね笑。
ただ、施工管理を『若手の仕事』とカッコ書きで書くぐらいなのでそういう目で見てるのではと感じてしまいました。ちなみに私は原価管理や手配も含めて施工管理だと思っておりますので、筆者さんは『現場の追い回し』的な立場の人を施工管理と呼んでいらっしゃるのですかね?ちょっとひっかかったもんで。。
工事現場では職種や立場、その他年代などによって言葉の意味というか伝わるニュアンスが変わってくると私は思っています。正式名称や正攻法高らかに叫ぶのが正しいのではなく、その場その状況、相手によって言葉や考え方を変化させ、自分の伝えたいことをちゃんと伝えられるかが現場代理人の腕の見せ所な気もします。ただ最後に40代の方が謝罪してるぐらい良い対応といい環境作りをされていたのではと思います。まるでドラマみたいで面白かったです。
長文無能
プロは対価だけ
年下に教わることが嫌なんてアホらしい生き方だ。そんなこと言うなら教わる前に調べるなり何なりすれば良いのにね。過去の栄光にすがって現実が見れないからそんな状況だってことが分からないんだなきっと。
「正面の理、側面の情、背面の恐怖」でしか人は動かない
定年を迎えシニアになって同じ課のトップから一気に末席になり、組織表では女子社員より後ろ。何をするにも気を使って行動するのはキツイ。暴言を吐く気持ちもわからんではないが、大人なんだからさ、我慢も必要だし、現場は協力しあわないと成り立たないよな。
年功序列なんてクソだよね。無能なら年下からこき使われても仕方ない
コメントがきびしいですねぇ…。
謝れる事が出来る年上どうですか?
間違いを認める事は年をとるごとに難しくなると思います。
会社での立場もあるからなかなか認めれないですけど間違いを認める事で
いつまでも成長出来ると思います!
長文は無能らしいのでこれぐらいに…。
しないよ〜w
同じ会社でならあやまれるがw
取引先に関しては損害が出るからあやまれない場合もあるという事を知りましたw(自分の事ではないですが)
同じ会社にいて自分が失敗したら年上とか関係なしに謝罪をするのは当たり前!
このご時世自分が悪いのに謝らなかったら全部ブーメランで帰ってきますがなw!
現場仕事の男の人は非を認める時はちゃんと謝れるし、いつもいつもネチネチクドクド言わないんだ…医療介護はもう(T_T)
無能な人ほど年齢や入社年次にこだわるよね〜♡
皆頑張れ
解るわ~。
大変だよね。
現場の環境づくりが重要かと。
やはり、言い方(捉え方)で現場環境が、ガラっと。
ピリピリしてると、事故にも成りかねない建設現場。
笑って無事故でガッチリ稼ごうwww。
私は大概年下の方が上司です
職員、協力会社の社員、職人誰でも○○さんと
呼んで居ます
怒って居ても○○さんと呼びます
役職は平の現場員ですから
自分が間違ったら直しますが
他の人が間違ったら、これで良いの?と聞く事にして居ます☺️
自分はバカだと認識して居ますので☺️
これは永遠のテーマですよね。
命令系統は命令系統ですが、年長者に対する敬意や言葉遣いは忘れてはいけません。お互いに勘違いしてはいけないですね。
しかし酒が抜けない状態で仕事に来るなんて愚の骨頂です。そんな危機管理レベルでプライドだけ高いなんて、単純に人間性の問題です。
立場が逆転する現場なんて星の数程有ります。
本当に出来る年長者なら、経験の浅い主任技術者を相手に、裏方でサポートしながらアドバイスして信頼を築くものです。