アンケート結果からわかる”建設業の現状”
アンケート結果は既にご覧いただいている通りです。
- 4つともクリアしている方:20.5%(30人)
- 3つの方:34.9%(51人)
- 2つ以下の方:44.5%(65人)
この結果を見て、皆さんはどう感じたでしょうか。それぞれ感じ方が違うと思いますが、私は以下の2点を感じました。
建設業でホワイトに働けている人といない人が分かれつつある
今回のアンケート結果から、施工管理でもホワイトに働けている人と、働けていない人が分かれていることがわかりました。
アンケート結果では、4項目全てに該当する人は、全体の約20%でした。
20%を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですが、個人的には長時間労働を改善できている企業が増えていると考えています。なぜなら、ひと昔前なら施工管理で残業月平均45時間なんて夢のまた夢だったからです。
昔は長時間労働が当たり前でしたが、昔に比べ、企業や現場、個人の意識改革が浸透し、デジタルツールなどの進化により、労働時間も改善傾向にあります。
一方、約45%の方は2つ以下となっています。
2つ以下の場合、個人の問題というよりも企業や職種の問題が大きいと思われ、ホワイトに働けている人との差は広がるばかりです。
今回のアンケート結果で、ホワイトに働けている人と働けていない人が明確に分かれつつあるといえるアンケート結果になりました。
残業月平均45時間以下さえクリアできれば、ホワイトになる人が多い
もう一つアンケート結果でわかったことは、残業月平均45時間以下さえクリアできれば、ホワイトになる人が多いということです。
今回、3つの項目までならクリアしているという方は全体約35%でした。回答いただいた方の多くは、残業月平均45時間以下のみクリアできないといったコメントが多かったように思います。
建設業において残業月平均45時間は、もっとも難しい課題の一つかもしれません。ただ、実際に達成している人も20%いるので、実現不可能な数字ではないともいえます。
特に、同業他社に比べ極端に労働時間が多い場合などは、企業としての努力が足りないのかもしれません。
まとめ
今回は、施工管理の働き方についてのアンケート結果に対する所見をお伝えしました。
アンケートの結果、ホワイトに働けている人は20%もいました。20%の数字が建設業界にとって多いか少ないかはわかりません。
ただ、現在、建設業のおこなっている働き方改革が徐々に浸透してきているのではと感じるアンケート結果だったと思います。
あくまで参考程度にはなりますが、何か皆さんのキャリア形成のヒントになれば嬉しいです。
非常に興味深い記事ですね。
正社員なのか派遣なのか?
従業員規模がどれぐらいの会社に勤めているのか?
等もう少し情報が欲しいですね。
例えば土木メインなのか建築メインなのか?
民間メインか?行政メインか?
いわゆる中小企業の施工管理技師がこの記事のような待遇だったら
誰も文句は言わないと思いますw
もっと明確な情報が出れば不幸な人が出ない気がします。
筆者です。確かにおっしゃる通りで、契約形態や会社規模、業種や発注者によってホワイトに働けるかどうかは影響あるかなと感じています。
もう少し深堀できるようなアンケートだと、より実態に即した結果が得られるかもです。今後もこのようなアンケートを続けたいと思っているのですごく参考になりました。ありがとうございます。
項目4つのうち2つはただ法律守ってるかどうかで、年間休日数やら労災率やらの明らかに他業種に劣る質問は意図的に除いてるのにこの結果ってヤバすぎでしょ
いやホワイトなのかどうかとか言ってないで、この結果を見て建設業界がヤバいって思えない時点で救いようがないんだよ。