図面が無いほうがまだマシ
平面、立面、断面、矩計から、徐々に細かい部分の検討に入っていくわけだが、所属する組織が大きければ大きいほど、別の言い方をすれば、名が通っていれば通ってるほど、全体に関われる可能性は少なくなる。それぞれの図面を細分化し、何人もの人間で描くのを前提で考えるから、標準化などいう言葉が生まれる。
矩計で詳細の検討をしたら、「天井が低すぎるから、もうちょっと高くしよう」「階段の一段目からの距離をもう少し距離をとろう」「手洗いの棚があるので、もう少し窓の腰高を高くできないか」など、詳細に進めば進むほど、検討や調整事項が増えてくる。
本来なら最低限ギリギリの寸法からスタートして、その寸法を確保した上で全体のバランスを考えながら各部の調整をしていくわけだが、図面を描く前からその予想をし、位置や配置をどれくらい考えられるかが設計者の能力だと言える。
だが、これはそう簡単に身に付くものではない。長年の経験と知識の集積と言えば聞こえがいいが 要は失敗を繰り返し、何度も悔しい思いをしながら図面を描き直す経験が無いと身に付かない。少なくとも、自分が関わる図面を可能な限り自分で満足できるところまで描き切ることが進歩に繋がっていく。
しかし、多くの設計者は決して口には出さないが、最後は現場頼みだと考えている。私も設計事務所時代は、心の底ではそんな風に思ってる部分あった。いい加減な図面の責任は全て現場に来る!と、設計から施工の世界に移ってつくづく痛感した。
検討が不十分でいい加減に済まされた建築図面ほど迷惑で厄介な存在はない。いっそのこと、「図面が無いほうがまだマシだ!」と思ったことさえある。
効率よく描くとか、標準化するなどと上っ面を撫でまわして、理屈をこね回すより、図面を描く人間なら自分が関わっている図面だけでも完璧に仕上げようと努力することをまず最初に考えてほしい。
現場を管理する人間なら、建築図面の不備を見抜き、指摘し、是正を求め、どうやって収めようかを施工図を描く人間と話し合ってほしい。
設計者や建築図面を描く人間は、もっと謙虚になって真摯に図面と向き合ってほしい。
全く持って同感、共感しかないです。
特に水回り関係は設備、建築関係なく多いと思います。
世の中には変な人が居るものだね
20種類も取り合い部の収まりなんて図面を描く時間があるなら、他の検討に時間を使うし。
どういう仕上げなのか、施主の好みの傾向、使われ方(子供やペット)の有無、予算などから、大抵は3〜4種類の候補に絞られる。
酔っ払いのおっさんが自己陶酔しながら書いてるような記事だよね。
1つの部位で20の図面を書いているというなら、事例としてその20図面をアップしてみなよ。
あと図面が分かりづらい部分があれば設計者に確認を取ればいいのに。
無駄にプライドが高い施工管理のおっとゃんの典型。
確認を取らず勝手なことをやって、定例で設計者にやり直しを指摘され、ブチ切れてる無能が、大体、このタイプ。
近年の公共建築工事の設計図書はとにかく質が悪い!
改修工事をよく担当するが、改修現場をほとんど見ないで元データに改修を落としこんでいるようで、工事契約後の現調で設計と仕様の不一致があまりに多すぎる。
昨年担当した物件は単なる外壁改修ほか工事だったが、改修部の8割方を施工図承認という形で変更した。
増額変更が多すぎて、増額金額上限を突破し、原設計をダウトグレードするようなことまで発生。
建築事務所のレベルが下り続けていることを懸念します。
>>3
それは過去の現場が如何にいい加減だったかを反省するのが先では?
設計図書と現物が違うという事は、内部の配筋なども異なる可能性があり、厚みのある土木構造物で配筋の本数、位置を確認するのは不可能。
設計事務所の批判より、既存の施工を担当した建設業者に怒りを向けるのが先。
その上で「改修」自体が不可能になる事を発注者に伝えればいい。
何故やらないの?
設計者に不満をぶつけるだけで、自分の職責、善管注意義務は放棄ですか?
誰かを批判する立場にないくらい無責任な事を言っている自覚がありますか?