「働き方改革」は茶番 ?本当に「残業は悪」なのか?
一億総活躍社会の実現に向け、「働き方改革」の議論が進んでいるが、政府は日本の労働制度の課題として、以下の3点を挙げている。
- 世の中から「非正規」という言葉を一掃していく
- 長時間労働を自慢するかのような風潮が蔓延・常識化している現状を変えていく
- 単線型の日本のキャリアパスを変えていく
「働き方改革」では、長時間労働の抑制をすれば、優秀な人材が集まるという意見もある。今年の3月には「働き方改革実行計画」として、残業時間に関する上限規制を設ける方向性も固まった。
しかし、建設現場の実態は逆ではないか、というのが私の本音だ。
私の経験上、優秀な施工管理技士ほど「たくさん働きたい」と言う傾向がある。裁量権を与え、自由に好きなだけ仕事をやらせ、それに対する見返りをしっかり与える。そして成果をきっちり出してもらうのが、現状の建設業界ではベストである。
健康面に配慮するのは必要だが、個々によって価値観は違うので、1秒でも残業をしたくない人もいれば、見返りがあることを前提に、残業を100時間でも200時間でもやっても良いという現場監督もいる。
そういう点で、労働基準監督署による「時間外・休日労働は1ヶ月あたり80時間」という形式的な指導は、疑問が残る。
厚生労働省は2020年をめどに、大手企業に対して残業時間の公表を義務付けるようだが、 果たして残業は減らせるのだろうか。現時点で私が考えているのは、それまでにいかに派遣社員を確保し、自社社員のサービス残業を減らすかと言うことだ。
しかし、本音では、一億総活躍社会は、労働時間に縛られない自由な働き方も許されるべきではないかと思っている。もちろん個人的な見解である。
だから何?
改善を呼びかけているつもりだろうな
労働時間に縛られない自由な働き方=長時間労働の賛美としか思えないですね。勿論、45時間以内を選んで公平に評価されるなら別ですが笑。まあ、書いた人の本心なのかもしれませんけど。