お金は後からついてくるので、できる限りの提案をする

合田さん(福岡パーティ企画提供)
――福岡パーティ企画として、積極的にアイデアを提案することもあるのですか?
合田さん あります。お客様に合わせて、いろいろご提案させていただいています。もちろん、お金のかかることなので、そこを調整しながらということですが。
―― 一般論としては、やはり「お金」が最大のネックになると思われますが。
合田さん 現場事務所に行ったら、その現場がどういう現場なのか、だいたいわかるんです。事務所がキレイでちゃんとしていたら、現場もキレイで、事故も起きません。一方、事務所が汚いと、現場も汚いですし、事故が起きています。これは、良い式典ができるかどうかにも大きく関わってくる重要なポイントなんです。
お金がかかるかからないかは大事な問題かもしれませんが、私自身は「お金は後からついてくる」と思っています。なので、お客様にはできる限りの提案をし「お金よりもつながりを大切に」するよう常に心がけています。
また、実際には式典経験の少ない担当者もいます。その時は、費用がかかることであったとしても経験上、式典成功のために必要と判断した際は的確なアドバイスをすることが私の役割だと思っています。
――小規模な現場、低予算な現場でも式典をやりたいという需要はありそうですが、その辺はどう対応していますか?
合田さん 弊社のお客様の中には、地場の建設会社様もおられます。「予算がないから、どうにかしてくれ」というご相談もしばしばいただきます。そういう場合は、われわれとしても、できる限りお手伝いするようにしています。
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くす玉を割ったら、会社名が間違っていた(笑)
――ところで、過去に手がけたイベントなどで、「失敗したな」と思うことはありましたか?
合田さん たくさんあります。一番強烈に覚えているのが、20年前にある商業施設の開店式典で、くす玉を割ったら、垂れ幕の会社名が違っていました(笑)。あと、とあるトンネルの貫通式で、貫通の瞬間を祝うための暗幕が引っ掛かってしまったことや式典でよくあることとしては席札の文字が間違っていたということもありました。
――そういう失敗の経験が次の仕事で役立つ、ということはありますか?
合田さん あります。たとえば、リハーサルをやって、何度も確認するということです。それでも、本番は何が起こるかわからず式典が終わる最後まで気を抜くことはできません。本番の始まるギリギリで参列者が変わるということも多々あります。たとえ問題が起きたとしても、そこで試されることは、現場での対応力です。
また、ここで言っておきたいのは、くす玉の垂れ幕で失敗したお客様とは、今でもお付き合いさせていただいているということです。式典を無事終わらせることは大事なことですが、あとのフォローも大事です。仕事というものは、人と人とのつながりがあってこそ成り立つ、というのが私のモットーです。
創業40年を機に、関西に支店進出
――福岡パーティ企画は将来的に全国展開を目指しているのですか?
合田さん そうです。弊社は来年創業40周年を迎えますが、このタイミングをとらえて関西に支店を出す予定です。関西の支店を足がかりにして、創業50周年をメドに、関東にも進出したいと考えているところです。式典とイベントの両輪でやっていき、目標を達成したいと考えています。
――読者に向けてメッセージなどがあれば、お願いします。
合田さん お客様にとって式典やイベントは1回きりの記念すべき催しです。その記念すべき催しを無事終わらせるため、われわれが持っている技術力、企画力を最大限発揮して、きめ細やかなサービスを提供し、お客様に満足していただくことをお約束します。
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