「4週8休」をなにがなんでも守る

海上から見たタナスカ地区の現場
――この現場での働き方改革への対応について、教えてください。
河野さん 週休2日、4週8休でやっています。これに関しては、「なにがなんでも守る」ということで、下請を含め、徹底してやってきました。
縄井さん そのために、下請との工程打合せは密に行い、無理無駄のない計画工程を組みました。下請なども納得して協力してもらいました。
――残業規制についてはどうですか?
河野さん 弊社では、月の残業時間は45時間未満を目標に掲げています。今回の現場では、職員の1週間の業務予定を黒板に書きだして見える化し、進捗と残業時間をこまめにチェックするなどして、残業時間を減らす取り組みをしました。繁忙期には残業が増えましたが、平均すると、月40時間以下に収まっています。
世間からの風当たりが強い中、羽田空港の地盤改良の手直し工事をやった
――話は変わりますが、東亜建設工業はもう長いのですか?
河野さん 32年目になります。
縄井さん 私も同じです。
河野さん 縄井さんは同期なんです。
――東亜建設工業に入社した理由はなんでしたか?
河野さん 大学の教授の推薦です。そのときに東亜建設工業という会社の存在を知りました。
縄井さん 私も同じで、大学の研究室の紹介で入社しました。あと、海外の仕事をやってみたいというのもありました。
――河野さん、入社後どのような仕事をしてきましたか?
河野さん 7割が海関係の工事、3割が陸上の工事という感じです。20年ぐらいは西日本のいろいろな現場にいました。
――思い出に残る現場はありますか?
河野さん 羽田空港の修補工事ですね。地盤改良の手直し工事だったのですが、弊社への世間からの風当たりが強い中、監理技術者として2年半ほど従事しました。
ベトナムで火力発電所をつくったが、日本とは仕事の仕方などが違った
――縄井さん、これまでどのようなお仕事を?
縄井さん 私も同じく、海の仕事が多かったですが、陸の仕事もやっていて、トンネル工事もやりました。海外の仕事もしました。ベトナムで、三菱重工の下請に入り、コンストラクションマネージャーという立場で、火力発電所をつくりました。発注者はベトナム電力公社でした。河川敷にあったので、現地の作業船を使いながら、作業しました。
――印象に残っている仕事はなんですか?
縄井さん やはりベトナムでの仕事ですね。日本とは仕事のやり方、管理の仕方が違うので、予定通りいかないんです(笑)。そういうのをまとめていくのが大変でしたけど、工事規模が大きいので、やりがいがありました。
ヤル気と能力があれば、若くてもリーダーになれる
――東亜建設工業という会社の魅力はなんですか?
河野さん もう30年いますが、良い会社だと思います(笑)。社長自ら会社を引っ張って会社を変えていく雰囲気が出てきているので、これからもっと良くなっていくのではないでしょうか。
弊社の魅力としては、ヤル気や能力があれば、若くてもリーダーになれることだと思っています。たとえば、若手の作業所長も多いです。また、会社としては、少なくとも、入社して最初の3年間は、本人の希望をよく聞いてくれます(笑)。
縄井さん 漠然とした話ですが、すごく風通しの良い会社だと思っています。本人がやりたいと言ったら、それをやらせてくれるし、社員のチャレンジ精神を応援してくれる社風があるのも、魅力だと思っています。
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