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29歳未経験の私が、結婚を機に建設業界へ飛び込んだワケ

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塗装の嫁
公開日:2024.04.15
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※写真はイメージです。

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目次
  1. 結婚を機に建設業界へ足を踏み入れた私
  2. 現場初日は疲労感と塗料の臭いに酔ってしまう
  3. 「空気を乱すなら帰ってくれ」
  4. "建設業=怖い"のお手本のような現場
  5. これから建設業へチャレンジする女性へ

結婚を機に建設業界へ足を踏み入れた私

前職は、空港で飛行機の誘導や大型車両に乗り貨物搭載や牽引など、特殊な仕事をしていた私ですが、華やかな職業とは裏腹に辛いことも多く、色々とうまくいかず体調を崩してしまい、退職を決意。逃げるように地元を離れ、身一つで県外に住む幼馴染の彼(現:夫)の元へ行きました。

移住当初は仕事のあてもなく、無収入、貯金もほとんどない。かと言って、今さら地元へは戻れない。なんだか社会から孤立したように感じ、落ち込む日々で、「今後の生活をどうしようか…」となんの希望も持てずに当時は過ごしていました。

そんな私を見て、塗装会社を経営する彼が「現場に出てみる?」と声をかけてくれたのが、私の塗装ライフ(建設業界での仕事)の始まりでした。

当時は、塗装業というものがどんなものなのか無知だったため、私に塗装の施工ができるのか?そもそも何を塗るの?と思いながらも作業着と安全靴を買い、格好だけは一丁前(笑)。

幸い、前職でも作業着や安全靴、ヘルメット着用だったこともあり、服装に対しては特に違和感もなく、久しぶりの感覚だな~とどこか懐かしさも感じながら、夫たちと共に現場へ向かいました。

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現場初日は疲労感と塗料の臭いに酔ってしまう

初めて任された仕事は、塗装した外壁の手直し(タッチアップ)と現場の清掃でした。高く組み上げられた足場での作業に緊張し、さらに慣れない塗料の臭いに酔ってしまい、作業後はかなりの疲労感と具合が悪くなったのを今でも覚えています。

後から聞いた話ですが、夫が新人の頃は毎日毎日ケレン(研磨)ばかりで、いつになったら刷毛やローラーを持たせてもらえるのかと、毎日イライラしていたと聞きました(笑)。

夫と「仕事を続けてみようかな」という会話は特にせず、毎日現場へついていき、ケレンやローラー、刷毛塗り、塗料の撹拌の仕方などを早いスパンで教えてもらいながら、いつの間にか現場に出るのが当たり前になっていきました。

元々身体を動かす仕事が好きだったのもありますが、毎日が初めての連続で、劣化が酷い建物も手をかけてあげればこんなに綺麗になるんだと、お客様からもこんなに喜ばれるんだと、今でも「塗装業」という仕事に感動と魅力を感じています。

「空気を乱すなら帰ってくれ」

2か月ほどの試用期間を経て、正式に会社の一員となったわけですが、頑固で負けず嫌いの私は、刷毛塗りや養生などの細やかな施工がうまくできず(始めたばかりなのでできなくて当たり前なのですが)、不機嫌になり、現場の空気を悪くしてしまったことも。

その時は、普段あまり怒ることがない夫から、「基本現場では何人かの職人が集まって施工をする。もちろん塗装の腕も大事だが、職人同士のコミュニケーション、現場の空気で作業効率が変わってくる。空気を乱すなら帰ってくれ」と言われ、落ち込みと申し訳なさと色んな気持ちが混ざり、涙したこともありました。

そのほかにも、塗料をこぼしたり、刷毛塗りの時に業界用語でいうミミズ(塗料が溜まった状態で乾きミミズのような塊ができること)を作ってしまったり、色々やらかしてきました。8年経った今でも養生は苦手で、ものすごく遅いです(笑)。

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この記事を書いた人

塗装の嫁
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塗装会社を経営する夫を持ち、経理事務、営業、たまに現場を担当。私生活では、年子の子育てに日々奮闘しています。
大型車両、牽引免許保有のちょっと変わった嫁が、現場での出来事や自営業の苦労話などを備忘録として発信します。
8年経った今でも、施工姿の夫にトキメキ中。
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