「真面目に仕事をする人は素晴らしい」
日本では、ほとんどの人がそう思っているのではないだろうか。
もちろん、真面目に仕事をすることは良いことだ。しかし、建設業界では、真面目に仕事をすることが命取りになることもある。
わたしがそう感じた出来事をお話ししよう。
性格が真逆な中途入社の2人
数年前、会社に2人の中途入社者が入ってきた。2人とも業界での経験はほとんどなく、年齢も同い年で、違うところといえば性格くらいだった。
性格は面白いくらい対照的で、A君はよく言えば陽気で悪く言えば適当。もう1人のB君は、物静かで冗談もほとんど言わないような真逆のタイプだった。
仕事はというと、A君は周りの目など気にせずに定時には退社、仕事で怒られても顔色ひとつ変えず数時間後にはすぐに切り替えて全く気にしない様子から、会社での評判はあまり良くなかった。
一方、B君は、毎日黙々と残業をし、仕事でも誰からの言うことも真剣に聞き、会社からの評判も高かった。
・・・さて、A君とB君のどちらが先に現場所長になったのでしょうか?
この記事、かなり偏った視点で語られている部分があるね。
確かに、A君のような「陽気で要領が良いタイプ」が成功しやすいのは事実だけど、それが「真面目な人は損をする」とか「適当な人が現場所長になりやすい」っていう話にはならないと思う。
反論ポイント①:真面目な人が損をするとは限らない
B君の成長が遅かったのは、「真面目だから」ではなく、「相談しないから」 だよね。これは性格の問題というより、「仕事のやり方」 の話。
真面目な人でも、効率的に学び、周りを巻き込む力をつければ、A君より早く所長になることも十分あり得る。 だから、「真面目な人は出世しにくい」 というのは乱暴な結論。
反論ポイント②:適当な人が現場所長になりやすいのは一面だけ
A君が所長になれたのは、単に「適当だったから」ではなく、「周りと上手くコミュニケーションを取れる能力があったから」 だよね。
これは、「適当であれば成功する」ではなく、「人間関係を上手く築けることが重要」 という話。
もしA君が本当に適当で、責任感がないだけだったら、所長になっても現場は回らないし、下請けも支持しないはず。
反論ポイント③:建設業は適当な人間ばかりが出世するわけではない
記事の最後で「バリバリにキャリアをこなしている人は結構適当な性格」と言ってるけど、それは単に「表面上そう見えるだけ」じゃない?
本当に仕事ができる人は、「適当に見えても、肝心なところはきっちり押さえている」。
また、適当に見える人が出世しやすい背景には、「部下を信頼して仕事を任せる力があるから」 という要素もある。
結論
この記事は、「真面目に働いても損をする」という方向に誘導しているけど、実際はそう単純な話じゃない。
◯真面目に働くことが悪いのではなく、「相談せずに抱え込むのがダメ」
◯適当な人が出世するのではなく、「コミュニケーションが上手い人が評価される」
◯現場所長は適当なだけでは務まらない。「責任を取れる人」が結局は成功する
つまり、「真面目な人は出世できない」「適当な方が成功する」という結論は早計。
実際は、「真面目さ」と「コミュ力・柔軟性」のバランスが大事」 って話だと思うよ。
この意見に同意します。現場で重要なのは細かい目配りと素早い判断力ですが、簡単に身につくものでもありません。第一に安全、次に品質、そして工程。利益はその後についてきます。それらの事を的確に処理出来るのは早くて10年の経験を積む必要があります。
あまりに若く所長になり失敗した例を多く見てきました。成長させるには適切な指導と見守りが必要です。
どんな業界も酒飲める奴が出世する
酒が絡むと判断力が鈍るし、無駄な時間も増える。出世したいなら、酒の場での付き合いに時間を使うより、スキルを磨き、成果を出し、論理的に話せる人間になったほうが圧倒的に効率がいい。
「酒が飲める奴が出世する」ではなく、
「酒に頼らず実力で勝負できる奴が生き残る」 のが、これからの時代。
勤務時間に酒飲んでる出戻りおじいちゃん施工管理技士いたわw
事実なんで証拠を今も持ってますw
車も運転してたねw
前世紀なら酒飲んで運転も普通だったけどね…
早い遅いって長い目で見たら大したことない。細く永く確実にやってくれた方が会社としては良いでしょ。太く短いよりもさ。