いち早く現場所長になったのは?
この2人のうち、いち早く現場所長デビューを飾ったのは・・・
「A君」だった。
全員にこの事例が当てはまるとは限らないが、2人の事例から学ぶことは多い。実際にどのような要因があったのか、2人の成長の記録を見ていこう。
A君の現場所長までのキャリア
A君は会社からの評判は良くなかったが、職人や社外の人間からの評判は抜群に良かった。その理由は、持ち前の明るい性格から、さらっと人の懐に入ることができていたからだった。
横着な性格だったため人に頼み事をすることも多かったが、お願い事を受け入れてもらうことが自然とできていたのだ。
さらに、A君は分からないことがあると悩む時間すら無駄だと思い、悩んでいる時間で仕事時間が伸びるくらいなら上司に怒られてでも聞いたほうが早いと、物怖じせずにどんどん分からないことは上司を利用して解決していた。
会社では残業もしないし、自分で何もしないと思われていたA君だが、ある時、下請けの業者が名指しで彼を所長にしてくれと懇願してきた。それを聞いた会社の上層部は驚いたが、下請けの頼みならと、彼を現場所長として現場に出すことにした。
それはA君が入社して5年目のことだった。本人もびっくりしていたようで、自信がないと少し弱音を吐いていたが、持ち前の陽気さで現場の方の力をフルに活用しながら、工事を乗り切ってキャリアを積んでいった。
B君の現場所長までのキャリア
一方、B君は会社からの評判は抜群に高かった。毎日遅くまで残り、周りは資格が取れれば現場所長になるのも早いと期待していた。しかし、真面目な彼には決定的な弱点があった。
それは、自分で全て考え込んでしまうことだった。分からない壁にぶち当たった時に、自分でいつまでも考えて、解決しようとする性格だった。ゆえに、彼の苦悩だけでなく、成長スピードが非常に遅いことにすら誰も気づいていなかったのだ。
真面目なのだが、結果、施工計画書や管理に必要な応用技術が全く身についていなかった。8年経験を積んで、やっと所長を任せるとなった段階でも、彼は自分にはまだ早いと謙遜してしまい、結局初めて現場所長としてデビューしたのは10年経ってからであった。
真面目だけが正義じゃない
この2人の結果から感じたことは、真面目だけが正義じゃないということだ。
確かに、努力する人間が馬鹿を見る世界ではいけないと思うが、建設業界では、どちらかといえば物怖じしないイケイケな性格の人間のほうが、成功・キャリアップしている人間が多いと周りを見ていて感じる。
ここだけの話だが、現場所長としてバリバリにキャリアをこなしている人は、結構適当な性格だったりする。常識にとらわれずに、いかに自分なりに仕事をこなしながら成長できるかが、この業界にとって重要な要素なのかもしれない。
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この記事、かなり偏った視点で語られている部分があるね。
確かに、A君のような「陽気で要領が良いタイプ」が成功しやすいのは事実だけど、それが「真面目な人は損をする」とか「適当な人が現場所長になりやすい」っていう話にはならないと思う。
反論ポイント①:真面目な人が損をするとは限らない
B君の成長が遅かったのは、「真面目だから」ではなく、「相談しないから」 だよね。これは性格の問題というより、「仕事のやり方」 の話。
真面目な人でも、効率的に学び、周りを巻き込む力をつければ、A君より早く所長になることも十分あり得る。 だから、「真面目な人は出世しにくい」 というのは乱暴な結論。
反論ポイント②:適当な人が現場所長になりやすいのは一面だけ
A君が所長になれたのは、単に「適当だったから」ではなく、「周りと上手くコミュニケーションを取れる能力があったから」 だよね。
これは、「適当であれば成功する」ではなく、「人間関係を上手く築けることが重要」 という話。
もしA君が本当に適当で、責任感がないだけだったら、所長になっても現場は回らないし、下請けも支持しないはず。
反論ポイント③:建設業は適当な人間ばかりが出世するわけではない
記事の最後で「バリバリにキャリアをこなしている人は結構適当な性格」と言ってるけど、それは単に「表面上そう見えるだけ」じゃない?
本当に仕事ができる人は、「適当に見えても、肝心なところはきっちり押さえている」。
また、適当に見える人が出世しやすい背景には、「部下を信頼して仕事を任せる力があるから」 という要素もある。
結論
この記事は、「真面目に働いても損をする」という方向に誘導しているけど、実際はそう単純な話じゃない。
◯真面目に働くことが悪いのではなく、「相談せずに抱え込むのがダメ」
◯適当な人が出世するのではなく、「コミュニケーションが上手い人が評価される」
◯現場所長は適当なだけでは務まらない。「責任を取れる人」が結局は成功する
つまり、「真面目な人は出世できない」「適当な方が成功する」という結論は早計。
実際は、「真面目さ」と「コミュ力・柔軟性」のバランスが大事」 って話だと思うよ。
この意見に同意します。現場で重要なのは細かい目配りと素早い判断力ですが、簡単に身につくものでもありません。第一に安全、次に品質、そして工程。利益はその後についてきます。それらの事を的確に処理出来るのは早くて10年の経験を積む必要があります。
あまりに若く所長になり失敗した例を多く見てきました。成長させるには適切な指導と見守りが必要です。
どんな業界も酒飲める奴が出世する
酒が絡むと判断力が鈍るし、無駄な時間も増える。出世したいなら、酒の場での付き合いに時間を使うより、スキルを磨き、成果を出し、論理的に話せる人間になったほうが圧倒的に効率がいい。
「酒が飲める奴が出世する」ではなく、
「酒に頼らず実力で勝負できる奴が生き残る」 のが、これからの時代。
勤務時間に酒飲んでる出戻りおじいちゃん施工管理技士いたわw
事実なんで証拠を今も持ってますw
車も運転してたねw
前世紀なら酒飲んで運転も普通だったけどね…
早い遅いって長い目で見たら大したことない。細く永く確実にやってくれた方が会社としては良いでしょ。太く短いよりもさ。