「古き良きもの」と「最先端技術」を融合。事業のさらなる拡大へ
――DXによる効率化や採用強化が進む一方で、御社が創業以来こだわり続けている「変わらない強み」もあるかと思います。改めて、谷川建設の家づくりの特徴についてお聞かせください。
林氏 おかげさまで、九州地方の住宅会社としてはトップクラスの評価をいただいております。とくに「木」へのこだわりは強く、長野県の国有林から産出される木曾檜(きそひのき)を使用しています。「檜の中の檜」と称されるこの希少な木材を、世界で最も多く使用した住宅づくりを行っていることは、私たちの大きな自信です。

木曽檜を使用した木造住宅
また、当社は「一貫システム」にこだわっており、川上から川下までを自社で担います。木を植え、育て、住宅を建て、メンテナンスを行い、必要であればリフォームも行う。こうした丁寧な仕事の積み重ねが信頼となり、不況にも強い経営基盤を作っていると感じています。谷川社長は、この「ワンストップトータルソリューション」による家づくりに強いこだわりと意欲を持っています。
――DXや組織改革で足場を固めたことで、戸建分譲分野以外への進出も強化されているのですね。
林氏 将来的には新築住宅着工戸数は減少の見込みですので、日本国土は住宅・土地余りになることが想定されます。また、これからは一人っ子同士の結婚も増えますから空き家は必然的に増えます。再開発にあたり、グループ内に谷川不動産がありますから、そこで土地を購入させていただき、谷川建設として木造のアパート「T’S Style」を提案し、最近ではアパート部門の強化を目指し活動をしています。
大規模プロジェクトでは、ジャパネットグループが主導する「長崎スタジアムシティ」建設に、戸田建設・上滝・谷川建設JV(共同企業体)として参加しました。これは100年に1度の変革期を迎える長崎の未来を切り拓くビッグプロジェクトです。企業の垣根を超えたワンチームで挑み、高い評価をいただきました。

戸田建設・上滝・谷川建設JVとして参画した「長崎スタジアムシティプロジェクト」
土木分野では高速道路や橋梁などの公共工事を中心に受注し、またRC造分野では大手建設会社の下請けとしてマンション開発に携わってきましたが、長崎市の再開発案件には谷川社長が強い情熱を持っており、工務部門が谷川建設初となる分譲マンション「ザ・ブライトン浦上」の自社施工を行っています。
これは企画・施工だけでなく、販売業務も含めて自社で完結する初のプロジェクトとなります。2024年10月に開業した長崎スタジアムシティに隣接し、進化する長崎の街並みを望む好立地です。平地でありながら都心に近接するという、利便性と快適性を兼ね備えた希少な住環境を実現しています。

西松建設・谷川建設JVで施工した長崎 497 号松浦1号トンネル工事

谷川建設初となる分譲マンション「ザ・ブライトン浦上」
――最後に、今後の方針をお聞かせください。
林氏 木造だからこそ出せる、木のぬくもりや風合いを大切にし、丁寧な家づくりを今後も続けていきます。コア事業である在来木造住宅のワンストップ・トータルソリューションを軸としつつ、RC造などの多角化も進めます。
たとえば、木造住宅にお住まいのお客様が高齢になり、都心部の病院への通院が必要になった際には、当社が建設した便利なマンションへの住み替えを提案します。そして不要になった木造住宅は谷川不動産が買い取り、リノベーションして若い世代へ安く提供する。こうした「ゆりかごから墓場まで」というライフサイクルに寄り添う家づくりのために、DXは欠かせません。
今後も「古き良きもの」と「新たな最先端技術」を融合させ、事業のさらなる拡大を図っていきます。
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良い記事ですね!
技術者の要件緩和の前にこう言ったことを進めることが重要です!
地方の行政機関だと理解できないゆえ保身で遠隔が進まない現状
眼鏡タイプ・ARグラスが普及すれば良いですね。
ロボットや建機の遠隔は良いですけど機材を運ぶ事を考えると
まだまだ先の話だと思いますね。
自動運転で輸送は法整備もそうですけど結局メンテナンス(設定・整備)
を誰がするの?