土木施工管理技士に合格したい
いつかは現場を管理する立場になりたい――そういう作業員さんも多いと思います。その場合、まずは土木施工管理技士の資格取得を目指すことになります。しかし、土木施工管理技士の資格は立派な国家資格なので、勉強せずに合格できるほど甘くはありません。
しかも、作業員の方々は仕事をこなしながら勉強しなければなりません。そうなると、勉強するポイントを押さえて、効率よく学習することが土木施工管理技士の試験合格への近道になります。土木施工管理技士は学科試験と実地試験から成り、出題範囲は膨大です。全てを漠然に試験対策として勉強することは得策とは言えません。
そこで自己流の土木施工管理技士の資格取得に向けた勉強のポイント・独学の勉強法を説明しておきます。
土木施工管理技士の過去問題を解く
全ての資格に共通する事でもありますが、過去問題をとにかく解いていくのが一番、土木施工管理技士の合格に近づきます。土木施工管理技士試験の過去問を解いていると、毎年どういった傾向で、どのポイントが試験に出題されるのか、選択解答なのか、記述式なのか、など様々なことが理解できてきます。
土木施工管理技士の試験に合格するため、参考書を購入して基礎力を付けようとする人もいますが、勉強期間が限られる施工管理技士にとっては、効率の面からみると良いとは言えません。参考書を買って学習しようと思っている方は、自分が読みやすく理解しやすいものを選ぶと良いですが、それでも土木施工管理技士の試験に合格するには過去問が第一優先です。
土木施工管理技士の仕事を現場で学習する
土木施工管理技士の試験問題の出題内容は、基本的に日々の現場業務に携わっていれば理解できる問題がほとんどです。現場の基礎知識だと思ってください。受験準備講習会に行くという勉強方法もありますが、現場で行われる施工は、土木施工管理技士の、試験問題の応用なので、せっかくの身近な勉強材料を活かすに越したことはありません。
日々の業務に追われていると、土木施工管理技士の試験のことを気にしながら仕事をするのは難しいことだとは思いますが、頭の片隅にでも置いて仕事をするようにしましょう。毎日続けていると効果は確実に表れてきますし、意味を考えることによって仕事っぷりも上がっていきます。
また、土木施工管理技士の資格取得のために学習した知識は必ず現場で使います。現場で飛び交う専門用語や施工する際に決められた材料の寸法など、勉強しようと思えばいくらでも現場の作業の中から、土木施工管理技士の資格取得に役立つことを学べます。仕事の時間に学習するわけですから、現場状況を見ることは非常に効率的な試験対策です。