1日3回以上も着替える現場作業員
夏の現場では、とにかく汗をかきます。良いニオイの現場作業員の多くが、夏になると大荷物で現場へ向かいます。着替えを持って行くためです。作業着、下着、靴下の替えを持って行き、着替えられるタイミングがあれば、すぐに着替えるようにしています。
汗拭き用のタオルも4~5枚用意し、常に清潔を保つことで、汗からの雑菌の繁殖を抑え、臭いの発生を抑えているのです。洗濯が大変そうですが、モテるために一番理にかなった努力の方法かもしれません。
汗ケア商品の中には、汗を拭いて身体をサラッとさせるボディシートがありますが、ティッシュのようにこれを使う建設作業員の方もいました。その方はいつでもサラッとした印象で、決して臭いませんでした。ただし、周りからは少々神経質な印象で見られていました。
着替えと組み合わせて、適度に拭くケアをするのがベストだと思いますが、本人はサラサラでいつも気持ちよかったのだと思います。
臭いのケア方法を研究している現場代理人
いつでも良いニオイのする現場代理人のNさん(50代)の臭いケアは、とても勉強になるかもしれません。いつでもさわやかで、モテ臭を放つNさん。その秘密は、身体の部位ごとにニオイのケア方法を分け、臭いの相性にも気をつける、というこだわりのケア方法でした。
いろいろなこだわりがある様でしたが、簡単にまとめると以下のようにしているそうです。
- 脇はロールオンタイプの汗ケア商品で、無香のものを使う。朝1回。
- 脇汗が止まらなくなるので、腋毛は剃らない(男性は大多数がそうだと思うのですが)。
- 背中、足、胸のあたりは、スプレータイプの汗ケア商品で、無香のものを使う。朝、昼、夕3回。
- 朝1回、柑橘系の香水をつける。つける部位は手首、首筋、ひざの裏。
現場代理人Nさん曰く、柑橘系が一番汗の臭いと相性がいいそうで、いい感じに臭いをカバーしてくれるとのこと。汗ケア商品は、無香か、グレープフルーツの香りに限って使うようにして、やはり香水との相性も気をつけているそうです。
ちなみに、Nさんの車内の香りも、やはり柑橘系で統一。洗濯は奥さん任せですが、洗濯の柔軟剤だけは自分で選ぶようにしているそうです。臭いが必要以上に混ざることがないよう、自分が纏う種類を統一しているとのことでした。この臭いケアへのこだわりと方法は、関心すると共にとても参考になります。
タバコの後、ガムとセルフファブする内装屋
現場作業員の方は喫煙をする方が多いのですが、現場からたばこの臭いがするだけでクレームになる世の中になりました。そんな喫煙者の現場作業員の中にも、臭いに対する努力を見せる方がいました。
内装屋のKさん(20代)です。思いがけずお客さんと鉢合わせることを意識して、たばこを吸った後には必ずガムを噛み、自分にファブリーズを放っているそうです。
大変そうにも思えましたが、この気のつかい様がなんとも好印象でありました。
昼食に気を使う現場作業員
ガテン系とも言われる現場作業員の方のご飯は、スタミナ重視と思われがちですが、良いニオイの方は、昼食のチョイスも臭いを気にしたものでした。昼食は決まって蕎麦しか食べないという方も。
午後に打合せを控えている場合は、特に気を使うそうです。OLでもハンバーグにがっつく昨今ですが、歯磨きをする環境にいない現場の方は口臭を気にし始めると大変かもしれません。
食事にまで気を使うとは、ファッションモデルにも似た努力を感じたのでした。
つねに女を意識している現場作業員と現場監督
良いニオイの現場作業員の方たちの努力に触れたことで、私にはひとつの疑問が浮かびました。
「なぜ、そんなに臭いを気にするのか?」ということです。
自分の臭いで相手を不快にさせたくないという思いが大多数かと思います。ですが、私の印象ではNさんはじめ、ニオイに気を使う現場作業員、現場監督の方の多くは、おじさんながらも清潔感があり、女性に対してモテを意識した言動が目立ちました。
また、忙しい現場であっても、切羽詰った様子がなく、臭いケアをするだけの余裕があることも共通点として挙げられます。そんな余裕のある態度と、言動、好いニオイが相まってモテる現場作業員、現場監督が出来上がるのだと思いました。
良いニオイだからと言って、嫌な印象を受ける方は少ないと思います。
少しでも興味がありましたら、朝1回のロールオンタイプの脇汗ケアから始めてみてはいかがでしょうか。余裕があれば仕事のミスも減るのでは?