けんせつ小町は食べきれないから「弁当持参」
けんせつ小町Aさん「周囲にご飯を食べるお店がないため、男性でも持ってきている人もいますが、基本的に私の現場はお弁当を注文するスタイルが主流です。しかし、量やメニューが男性作業員に合わせた量となっているため、私では食べきるのもひと苦労、揚げ物やどんぶりがメニューだったときには、さすがに無理!と思って残してしまいました。
そんな経験から現場には必ず自分のお弁当を持っていくようにしています。近くにコンビニのない現場も多いですし、あまり現場から遠くに離れると、万が一の時にすぐに対応できないと困るので、健康管理も兼ねてお弁当にしています。」
・・・確かに建設現場は立地の良し悪し関係なく、どこにでもありますから、職人のためにもお弁当を注文できるようにすることが多いです。弁当は基本的に職人に合わせるため、食べ盛りの男性でも足りるよう弁当屋に「多く頼む分すべて大盛りにしてくれ」と頼んであります。量は弁当屋次第ではありますが、私でさえ食べきれない量の弁当もあるので、女性にはかなり多いかもしれません。
これぞ、けんせつ小町の秘密兵器!「ホースの切れ端」
けんせつ小町Aさん「これは私だけかもしれませんが、ゴムホースの切れ端は必ずポケットに入っています。これは、一斗缶を運ぶときに職人さんなら両手に持てるものでも、私には持ち手が食い込むし重いので、一缶運ぶだけでも一苦労です。
でも搬入のときや、ちょっとしたときに持てないと困るので、せめて持ち手が食い込まないように、持ち手にゴムホースをつけて運んでいます。こうすると食い込まないので何とか運べるようになりました。」
・・・確かに軍手をつけていても一斗缶は手が痛くなりますね。しかしゴムホースとはなかなかの発想です。現場に一斗缶がないことはありえないので、どうしても運ばざるを得ないけんせつ小町の苦肉の策なのでしょう。
けんせつ小町を意識した建設現場を
けんせつ小町Aさんのヒミツ道具は、日常的に見るとそう珍しいものではありませんが、確かに理由を聞くと納得できるものばかりでした。けんせつ小町の行動には、ちゃんとした理由があること知って、私もますますけんせつ小町を応援したくなりました。
今後、けんせつ小町が増えていく中で、少しでも建設現場を支えるけんせつ小町たちの存在と、彼女たちの意向を汲んだ現場が増えることを願うばかりです。
GO!GO!けんせつ小町!