ソーラーシステムとは、太陽熱利用機器の1つで、集熱器とお湯を貯蔵する部分が分離することが特筆される。原理的には、自然エネルギーである太陽光を、直接電気エネルギー(熱/電力/化学エネルギー)に利用/変更するものである。ソーラーシステムは有限な化石燃料とは異なり、無尽蔵にある自然エネルギーを再利用/有効活用するものである。尚、ソーラーシステムは、①パッシブ型(機械力を使用せずに、建物の中に日射熱を取り入れ、建物自体を蓄熱する)と、②アクティブ型(建物の屋根に集熱器を設置し、そこにためた熱エネルギーで水を温水にしたり、空気を暖めたりする)に分類される。ちなみに昨今、集熱器の照り返しによる近隣問題が挙がっているため、ソーラーシステムの位置/方向には注意が必要とされる。