ハイブリッドスパー型浮体式洋上風力発電施設

ハイブリッドスパー型浮体式洋上風力発電施設とは、細長い円筒形(スパー型)の浮体構造の上部に風車/タワーを載荷した全長172m、総重量3,400tの発電施設のこと。原理的には、浮体構造の海面付近を鋼製に、水中部分をコンクリート製のハイブリッド形式にすることで、水圧や海水に対する安定性を確保しながら、ローターが横風による影響を受けることなく、風下側(ダウンウインド方式)で風力発電を行うものである(発電規模は2MW)。尚、発電電力は海底ケーブルにより変電所を経由して各世帯に送電される。ちなみに、ハイブリッドスパー型浮体式洋上風力発電施設は戸田建設によって開発され、長崎県五島市とともに環境省主体の浮体式洋上風力発電実証事業を継承し、管理運転を実施していくものとされる。

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