ヒートパイプ

ヒートパイプ(Heat pipe)とは、マスコンクリートのひび割れ抑制対策としてのパイプクーリング工法を指す。原理的には、代替フロンR134aなどの冷媒(作動液)をステンレス製や銅製の中空パイプに密封したもので、硬化中のマスコンクリート内部を冷却できる。結果、ヒートパイプはコンクリート内外の温度差を低減し、ひび割れ発生を抑えるとされる。ヒートパイプは高熱伝導率の銅より100倍もの速さで熱を輸送できる上、大掛かりな設備は不要になるため、初期コストは嵩むが需要が見込まれている。

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