リアドアVCSとは、リアドア空調方式と冷媒自然循環方式による新空調システムのことで、竹中工務店によって開発された。原理的には、サーバーラック背面に冷媒循環装置/冷媒ガスを使用することで、漏水のリスク無く高効率に熱交換が出来るとされるもので、冷却空気を送るスペースの最小化/大きな空調機械室が不要とされ、サーバー室全体の空調方式よりコスト削減/省エネ(16%削減)が見込めるものである。尚、従来型の(サーバーが多く収納される)データセンターでは室内温度の調節に大量のエネルギーを要するため、その削減が課題となっており、リアドアVCSはデータセンターの新設/改修向けとして竹中工務店によって開発された。