主桁吊り下げ型点検ロボット

主桁吊り下げ型点検ロボットとは、イクシスリサーチ/富士フォルム/首都高速道路技術センターによって共同開発された鋼桁橋用の点検ロボットのことで、原理的には、桁下フランジに車輪を設置することで、遠隔操作によって(添接板の段差があっても)橋軸方向に移動可能、中央のカメラモジュールからアームを伸縮させることで上下左右に移動可能とされ、カメラモジュールに搭載された2台のステレオカメラ(複眼式撮像装置)からは、床版コンクリのひび割れ検出/撮影に寄与するものである。尚、撮影精度としては、幅0.2mmには100%自動検出、幅0.1mmには80%の検出率が目安とされ、技術者によって画像に基づき判断されるものである。ちなみに、主桁吊り下げ型点検ロボットは撮影画像をパソコンに取り込み、入力を行うことによって調書の自動作成が可能とされ、ひいては業務全体の効率化/点検時の足場コストの大幅削減等に寄与するものとされる。

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