低炭素ポリパックLCとは、NIPPOによって開発された環境配慮型半たわみ性舗装(低炭素ポリシール)のことである。原理的には、リサイクル材を基盤にした低炭素型セメントを主原料とする低炭素ポリパックLC(専用プレミックス材;超速硬タイプ)に、水を加えた特殊セメントミルクを開粒度アスファルトコンクリートの隙間に浸透/注入させる工法(舗装)のことで、製造時のCO2排出量の大幅削減に寄与するものである。尚、低炭素ポリパックLCは焼成時におけるバイオマス燃料の適用や、アスファルト舗装の撓み性/コンクリート舗装の剛性を両立した高性能が特筆されるが、コスト/施工方法は従来型(超速硬セメント/超速硬プレミックス/ポリパックLC等)と同様とされる。ちなみに、環境ラベル(環境省)に登録される低炭素ポリパックLCは、パーフェクトクール(遮熱性舗装;NIPPO)などの環境レベル製品と併せ、今後一層の官民事業への導入拡大が期待される。