多機能セントルシステムとは、覆工コンクリートの打設→脱型→養生の施工状況を、現場設置の大型モニターで表示するシステムのことで、セントルの中に入らなくても施工状況を一目で把握できるものである。多機能セントルシステムはフジタによって2013年に開発された。なお、多機能セントルシステムの発展型として3つの細分化システム(圧力ウォッチャー、覆工ウォッチャー、温度ウォッチャー)が開発された。いずれもコンクリート施工の完全自動化を目指すものとされ、経験が少ない作業員による品質のばらつきを改善したものと言える。