打ち込み式水位観測井

打ち込み式水位観測井とは、国立研究開発法人によって開発されたボーリングマシン不要の地下水位観測技術のことで、設置深度(10m程度)/砂質and粘性土(N値10以下)地盤が適用対象とされる。原理的には、簡易打撃装置(オートマチックサウンド等)を使用して観測管(先端コーン/有孔部/保孔管/親水性フィルター)を予定の深さまで打撃貫入/設置した後、打ち込みロッドを管内に挿入し、先端コーンのみ地盤に打ち込んでから有孔部を露出させ、最後に打ち込みロッドを回収してから管内に水位計を設置して観測するものである。尚、打ち込み式水位観測井はi-SENSORデータ通信ユニットと組み合わせることで水位の遠隔観測システムが可能とされ、更なる工期短縮/コスト削減に寄与するものである。ちなみに、有孔部において目詰まり防止用のプラスチック製フィルターを装着することで、応答性の高い観測データを長期に渡って取得可能とされるNETIS登録技術である。

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