根入れ式鋼板セル工法

根入れ式鋼板セル工法とは、あらかじめ地上で一体化された鋼板セルを海底地盤に直接打込む工法である。そのため、安全・短工期・高精度で施工でき、海上空港のような沖合人工島など、大水深構造物の施工に適している。関西新空港では特に構造的・用途的に有利な工法のため、連絡橋の取り付け部にあたる空港島護岸工事の第四工区で採用された。この工事では一函あたり直径23m、高さ23mで、これを69函つないで護岸を形成した。根入れ式鋼板セル工法を共同開発した清水建設・旧住友金属・東亜建設工業は土木学会技術開発賞を受賞している。

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