注水併用エアクーリング工法

注水併用エアクーリング工法とは、熊谷組によって開発された、コンクリートひび割れ抑制効果のある水循環クーリング工法を指す。原理的には、クーリング管内にミスト状になる程度の少量の水を注入して送風するだけで温度上昇を大幅に抑制できる。冷却効果が高い上、簡易設備で済むもので、コンクリート温度が約25%低下することが確認されており、ひび割れ指数も無対策に比べ1を上回る数値に改善された。値が大きいほどひび割れに対する抵抗性が高い。なお、本工法は打設直後から冷却が可能となっている。注水併用エアクーリング工法は、ボックスカルバートや橋脚に適用事例がある。

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