耐候性鋼とは、鉄の欠点の一つに錆がある。この錆は普通水と酸素の作用によって出来、これが鉄内部に進展し、また錆は膨張するので、鉄筋コンクリートでも雨水が浸透すると鉄筋が錆、その膨張によって、コンクリートは剥離し事故につながり、鉄骨も錆によって強度が低下する。鉄自体を錆びないようにすることが必要です。これには鉄に他の金属を入れた合金を造ると効果がある。この耐候性鋼は、アメリカにて電線の鉄塔の防錆に費用がかかることから開発されてたといわれるが、近年鉄板に多く使われてきた。これは鋼に銅をいれると鋼の表面の錆は安定して鋼の内部に浸蝕しないため錆が進行しない。耐候性鋼に発生する錆は肉層の密着性のものと、外層のはがれやすいものとがあり、外層がとれれば安定した耐候性となる。