蒸気養生とは、高温高圧の蒸気によって、早期にコンクリートの強度を発現させる養生方法のこと。蒸気養生は低圧蒸気養生/高圧蒸気養生に分類される。低圧蒸気養生は、55~75℃の蒸気中にコンクリートを4~10時間保持する養生をいい、他方高圧蒸気養生は、170~185℃の蒸気中にコンクリートを4~10時間保持する養生のことで、オートクレープ養生とも呼ばれる。尚、湿潤養生に比べ、蒸気養生は乾燥収縮が約1/2になるとされる。ちなみに、蒸気養生製の製品としては、道路用コンクリート二次製品/コンクリート製ポール/杭などが挙げられる。