逆打ち工法

逆打ち工法とは、地下階を持つコンクリート構造物を造る工法の1つで、原理的には、通常の工法とは逆に1階の床を施工してから、これを支保工として下部を掘削して、順次下階の施工を進めていくもので、先に施工した構造物の自重の支持方法によって、深礎工法/ピア工法/躯体仮受け工法/フローティング工法などに分類される。逆打ち工法は、地上階と地下階の同時施工が可能で、大幅な工期短縮が見込めるが、地下(床下)における施工上、作業性/安全性の検討が必要とされる。なお、柱/壁のコンクリートの充填状態に配慮することとされる。逆打ち工法は、都市市街地における地下構造の深い建築物(例;地下変電設備)に採用される。

カテゴリ
モバイルバージョンを終了