遠心成形PC打込み型枠工法

遠心成形PC打込み型枠工法とは、コンクリート打設後にせき板を解体しないで躯体に打込む工法の1つであり、遠心力により厚さ50~70_程度のロの字型のPC部材をせき板として使用するもの。原理としては、柱形型枠を揚重機で吊込み、所定の場所に支保工なしで据付、部材にはメッシュ筋を入れて、コンクリート打設の側圧による耐久力を確保して設計される。なお、躯体寸法はPC部材の内寸法であり、部材の厚み分はフカシとなるので注意を要する。遠心成形PC打込み型枠工法は、表面の平滑度に優れ、補正の少ない仕上げ下地が実現できるため、タイルなどの打込みも可能とされる。遠心成形PC打込み型枠工法は主に柱に用いられる。

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