高浸透型防水材とは、首都高速道路会社/NIPPO/ショーボンド建設/ニチレキによって共同開発された床版複合防水工法における超低粘性の速硬防水材のことで、原理的には、エポキシアクリエート樹脂を主剤とし、床版上面に一次防水層として塗布して後、順次、4号ケイ砂、アスファルト加熱型塗膜防水材、4号ケイ砂、アスファルト混合物と施工することで、道路床版の急速硬化/強度発現に寄与するものである。尚、施工直前に過酸化ジベンゾイル(硬化剤)と混合するものとされるが、床版温度と可使時間等に応じて配合比率を調整するものとされる。ちなみに、1パーティ(防水5人;舗装10人)で500~1000m2/晩施工可能と舗装設計施工要領に規程され、高性能の防水構造/曲げ剛性の回復など一度に役立つものとされる。