橋梁用ダイナミックスクリュー(DS-DP)とは、首都高速道路会社/清水建設によって共同開発された橋脚と橋桁の間に設置するエネルギー吸収性能に優れた制震装置のことで、橋梁の耐震性を向上させるダンパー2タイプ(首都高速道路会社開発)と組み合わせることで、更なる橋脚/橋桁の変形量の低減が見込めるとされる。尚、橋梁用ダイナミックスクリュー(DS-DP)を橋脚/橋桁への取付金具としてクレビス(定着金具)とされるが、首都高速道路会社/横河ブリッジ/オックスジャッキによって共同開発されたユニバーサルクレビス(U-CLV)は上下左右の2方向で可動するもので、オイルダンパーの両端に取り付けるとされる。ちなみに、首都高速道路会社/青木あすなろ建設によって共同開発された橋梁用ダイス・ロッド式摩擦ダンパー(DRF-DP)は、ダイス(環)とロッド(芯棒)を組み合わせることで発生する摩擦力で地震エネルギーを吸収するものとされ、既設橋梁の耐震性向上に寄与する開発が進んでいる。
橋梁用ダイナミックスクリュー(DS-DP)
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