ETFEフィルム

ETFEフィルムとは、フッ素樹脂(ETFE)フィルムのこと。色合いを自在に変化させることができるため、意匠性に優れる。また、耐候性や透過性にも優れる。欧州を中心に大型建築物の屋根や外装などに用いられているが、日本では建築材料として認められいないため、個別に認定を受ける必要がある。ETFEフィルムは、2006年ドイツ・ワールドカップのメインスタジアム「アリアンツ・アリーナ」にも採用された。日本では、2010年にオープンしたユニクロ心斎橋店で大量に使用され、上海万博の日本館でも用いられた。日本でも、ETFEフィルムの建材認定に向けた動きがある。国土交通省は2014年10月に指定建築材料とその品質に関する基準を定める告示1446 号を改正する。ETFEフィルムが建材として認定されれば、新国立競技場の屋根に使われる可能性もある。

カテゴリ
モバイルバージョンを終了