GPS測量は、Global Positioning Systemの略称で、汎地球測位システムを利用した新しい測量方法とされる。原理的には、人工衛星の電波を受信し、緯度/経度を測定することで相対的な位置関係を把握するものであるが、高低差は測定しないとされる。GPS測量は消波ブロック設置作業において、台船上とクレーン先端にGPSを搭載し現在位置をリアルタイム表示することで、図面位置に(消波ブロックを)正確に誘導/沈降するものである。尚、測量データは三次元映像として川の内部がパソコン画面で確認可能であり、出来形として国土交通省地方整備局河川事務所による検査も可能とされる。