T-Combinationクレイライナー工法とは、大成建設によって開発された管理型最終処分場における遮水層の構築工法のことで、原理的には、掘削による堆積軟岩の大まかな簡易破砕(一次破砕)からベントナイト混合土を製造し、転圧機で締め固めながら更に混合土を破砕(二次破砕)するまでの施工プロセスの中で、合理的な粒度改善が実施できるため、破砕性の高い堆積軟岩の活用によって、手間/コストの無駄を省けることが特筆される。尚、従来型では砂質土(購入)に水分を加えたベントナイト(10%)を混合するものであるが、粒度の調整にコストが嵩む点が懸念されていた。ちなみに、膨潤性粘土鉱物が多く含有する場合は、ベントナイトの混合率を更に低減しても十全な遮水性の獲得が見込めるとされ、更なるコスト低減が期待される。