TUF(タフ)セグメント安藤ハザマ/横河住金ブリッジによって共同開発されたシールドトンネル特殊部用の新セグメントのことで、原理的には、セグメントの全面を覆うスキンプレートの中に、厚肉鋼材(30mm)/フランジ(厚100mm×幅200mm)/コンクリートを合成/一体化することにより、長期的な止水性/高耐力を確保するものである。尚、セグメントの組立後にコンクリートの現場打設が可能となるため、セグメントの軽量化による施工性向上も期待できる。ちなみに、大深度/大断面におけるシールドトンネルにおいては、特殊部(撤去/開口)/矩形断面などに対して特殊部用セグメントが適用されたり、内部空間(建築限界)の確保が課題とされていたが、厚肉鋼材の適用によってトンネル桁高の抑制と内部確保において、一層の適用が見込まれるものである。