石栄建物株式会社インタビュー
東京都世田谷区の「三軒茶屋駅」近くにある石栄建物株式会社は、建設業をはじめ、不動産業、マンション管理、薬局・マッサージ治療院運営、さらに大型研修施設の管理運営なども手掛ける会社です。
そんな石栄建物株式会社の施工管理者・吉井公基(36歳)さんと、彼を支える先輩・横田延幸設計部長(45歳)に、それぞれ違う側面から「施工管理」についてお話を伺ってきました。
施工管理は「経験の蓄積」がモノを言う世界
施工の神様(以下、施工):吉井さんは、ずっと石栄建物で働いているのですか?
吉井公基さん(以下、吉井):いいえ、前職はエアコンメーカーで営業をしていました。より広い分野に挑戦していきたいと思って、石栄建物に入社し、施工管理や営業などをしています。
施工:前職と比べ、生活は変わりましたか?
吉井:そうですね・・・不慣れな点が多く、業界用語を一から勉強中です。以前より、勉強する時間が増えました。
施工:施工管理の仕事で、やりがいを感じる時は、どのような時ですか?
吉井:建物が完成し、お客様に引渡しをして喜んで頂けた時ですね。自分でも納得いく形になると、とても達成感があります。あと、改修工事ひとつ取っても、老朽化の進んだ建物の補修の仕方、入居者が居る中での工事の進め方など気遣う点が多々あります。そういう仕事の一つひとつに難しさとやりがいを感じています。
施工:失敗談などはありますか?
吉井:以前、集合住宅の改修工事で失敗しました。記録的な天候不良で、工程の遅れが出てしまい、工事段取りではカバーしきれませんでした。
施工:どのように対処を?
吉井:発注者、社内の先輩、上司、各業者と入念に打ち合わせをして進めました。この経験から、自分が積極的に行動しないとダメだなと痛感しましたね。関係者と密にコミュニケーションをとることで現場を工程通りに進める。この重要性を改めて感じました。段取りを先行して行うことは、とても大切なことです。
施工:今後、後輩に伝えたい「困った時の対処法」などがありましたら教えてください。
吉井:考えても始まらない事は、まずチャレンジして経験を蓄積することですかね。