「iPad(=モノ)を売る」という逆転の発想の電子小黒板
まず電子小黒板「BB工事くん」の特長で驚くのは、「BB工事くん」はアプリではなく、「BB工事くん」をインストールしたiPadそのものを「モノ」として売る点だ。月々の課金もない、完全な売り切りだ。「BB工事くん」の受注があるとアップルストアへiPadを買いにいく。
「建設現場はまだまだアナログです。アプリとかクラウド、ソフトウェアなどはいくら説明しても〝未知との遭遇〟を毛嫌いする人、苦手意識を隠せない人も多い。そもそも端末をお持ちでない方、ソフトのダウンロードの仕方すらわからない方も多いです。そこで、最初から“モノ”として提供することにしました」。
それだけではない。電子小黒板「BB工事くん」の購入者にiPadを届ける際は、操作説明だけでなく、現場で使えそうな他のアプリもインストールしてあげるし、iPadの各種設定、wi-fi設定も行う。購入後のアフターサポートも無償だ。まるで街の電気屋さんや酒屋さんの御用聞きのようなことまでしてくれる点が、「IT技術に拒否反応を示しがちな建設現場」でウケている。レンタルも可能だ。
「売れたらおしまい、ではなく、現場で実際に使っていただかなくては意味がありません。BB工事くんを通じて、iPadなどIT技術を現場運営に活用するキッカケにもなればと思っています」。