「ラスト半荘な」睡眠不足で、現場で昼寝
私は建設業の仕事が長かったから、付き合いの幅も広く、誘いの声も多かった。例えば17時に仕事が終わると、そのまま雀荘に向かう。夕食は出前で済ませるので、夜中12時を過ぎようが、社長の「そろそろ帰るか」の号令がないと帰宅できない。「ラスト半荘な」といって、それで帰った試しは今までない。睡眠不足は日課のようなもので、昼休憩にさっさと飯をかきこんで、すぐさま昼寝をして、睡眠不足の補填をしていた。
休みの日は、ゴルフか会社の行事でつぶれることは多々あった。そんな毎日が過ぎて、一週間が過ぎて、一年が過ぎる。
例外があるとすれば、恋人ができた最初の一か月間だけ。「彼女は大切にしろよ」と最初は周囲も言うが、ひと月を過ぎるころにはいつも通りの誘いがくる。断る理由に、彼女との予定は通じない。「尻に敷かれてんな!」と罵倒させるだけである。
建設会社は基本的にはスポ根の縦社会なのだ。文系で入ってきた人の多くが逃げ出していくのも納得である。
自分で神様って言ったり、神の味とか、神が好きだね。
神が好きなんじゃなくて語彙が乏しいの。
建設業もそろそろいい加減今の時代を理解した方が良いと思います。今さら受け入れられ るかと怒られるかもしれないけど。